難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★★☆☆(オブジェクト指向の基本概念)
- 正答率:★★★☆☆(用語の正誤)
- 重要度:★★★★☆(プログラミング基礎)
問題文
オブジェクト指向の考え方は、情報システムの開発において最も重要なものの一つである。
オブジェクト指向のモデル化とプログラミングの基本に関する以下の文章の空欄A~Dに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
オブジェクト指向では、実世界をオブジェクトの観点からモデル化し、その結果をプログラミングによって実現する。モデル化の際は、おのおののオブジェクトを A と状態で定義し、プログラミングの際は、 A を手続きとして、状態はデータとして記述する。このとき、手続きを B と呼ぶ。 B は、他のオブジェクトから送られてくる C によって起動する。つまり、 C とは、そのオブジェクトへの仕事の依頼といえる。
また、プログラミングの際は、類似のオブジェクトをまとめて扱うことでプログラミングの効率を高めることができるので、プログラミングの対象は類似のオブジェクトの集まりである D となる。
〔解答群〕
ア
A:機能 B:メソッド C:メッセージ D:カプセル化
イ
A:機能 B:メソッド C:メッセージ D:クラス
ウ
A:サブルーチン B:メッセージ C:メソッド D:クラス
エ
A:プロセス B:メッセージ C:メソッド D:カプセル化
出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解:イ(A:機能 B:メソッド C:メッセージ D:クラス)
解説
- ア:×
クラスを「カプセル化」とするのは誤り。カプセル化は概念であり、クラスはオブジェクトの集まりを表す。 - イ:〇
オブジェクト指向では、オブジェクトを「機能」と「状態」で定義し、機能を手続きとして「メソッド」、起動の依頼を「メッセージ」、類似オブジェクトの集まりを「クラス」と呼ぶ。 - ウ:×
サブルーチンやメッセージの対応が逆になっており、誤り。 - エ:×
プロセスやカプセル化の対応が誤り。
学習のポイント
- 機能と状態: オブジェクトは「機能(振る舞い)」と「状態(データ)」で定義される。
- メソッド: 機能をプログラム上で表現したもの。
- メッセージ: 他オブジェクトからの呼び出し依頼。
- クラス: 類似オブジェクトをまとめる単位。
- カプセル化: データと手続きを一体化し、外部から隠蔽する設計思想。