過去問解説(経営情報システム)_2020年(R2年) 第11問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(機械学習の分類)
  • 正答率: ★★★★☆(基本用語)
  • 重要度: ★★★☆☆(AI基礎の整理)

問題文

以下の文章は、AI(Artificial Intelligence)を支える基礎技術である機械学習に関するものである。文中の空欄A~Dに入る語句として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

機械学習は に大きく分けることができる。 はデータに付随する正解ラベルが与えられたものを扱うもので、迷惑メールフィルタなどに用いられている。 は正解ラベルが与えられていないデータを扱い、 などで用いられることが多い。

また、自動翻訳や自動運転などの分野では、人間の神経回路を模したニューラルネットワークを利用する技術を発展させた が注目されている。

〔解答群〕

A:教師あり学習 B:教師なし学習 C:手書き文字の認識 D:強化学習
A:教師あり学習 B:教師なし学習 C:予測や傾向分析 D:深層学習
A:教師なし学習 B:教師あり学習 C:手書き文字の認識 D:深層学習
A:教師なし学習 B:教師あり学習 C:予測や傾向分析 D:強化学習

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: イ(A:教師あり学習/B:教師なし学習/C:予測や傾向分析/D:深層学習)

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:×
    迷惑メールなどは教師あり学習の典型だが、Dが「強化学習」になっており不適切。深層学習が翻訳や自動運転で中心的に用いられる。
  • イ:〇
    教師あり学習(ラベル付きデータで分類・回帰)、教師なし学習(ラベルなしデータでクラスタリングや傾向把握)、深層学習(ニューラルネットワークを発展させた技術)という対応が妥当。
  • ウ:×
    AとBが逆。教師なし学習をAに置くのは不適切。
  • エ:×
    AとBが逆で、さらにDが強化学習。自動翻訳・自動運転では深層学習が主流。

学習のポイント

  • 教師あり学習: ラベル付きデータで分類・回帰(例:スパム判定、需要予測)。
  • 教師なし学習: ラベルなしデータで構造把握(例:クラスタリング、異常検知、傾向分析)。
  • 深層学習: 大規模ニューラルネットを用いる枠組み。画像認識・翻訳・音声認識・自動運転で広く活用。
  • 強化学習: 行動と報酬に基づく学習。ゲームやロボティクスで強いが、設問文の「翻訳・自動運転」文脈では深層学習が適切。