過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第4問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(表計算の基本)
  • 正答率:★★★★☆(セル参照の理解)
  • 重要度:★★★☆☆(業務効率化の基礎)

問題文

次の表は、ユーロを円に換算するために表計算ソフトウェアによって作成されたものである。A2~C2のセルには円に換算したい「ユーロの金額(€1、€5、€10)」が入力されている。また、A3~A5のセルにはユーロ/円の「為替レート(¥125、¥126、¥127)」が入っている。ユーロの円への換算は、「為替レート」×「ユーロの金額」の式を用いることにした。

このとき、はじめにB3のセルに積の式を入力し、それを空欄のセルに複写して表を完成したい。B3のセルに入力した式として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

なお、セル番地指定における $ 記号は絶対セル参照を表すものとする。また、*記号は積を求める演算子である。

〔解答群〕

=$A3*$B2
=$A3*B$2
=A$3*$B2
=A$3*B$2

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:イ(=$A3*B$2)

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:×
    両方の参照が絶対参照($A3と$B2)だと、複写してもセル位置が固定されてしまい、他のセルに展開できない。
  • イ:〇
    為替レートは行方向にコピーしたときに変化させたくない → $A3(列Aを固定)。ユーロ金額は列方向にコピーしたときに変化させたい → B$2(行2を固定)。この組み合わせが最適。
  • ウ:×
    A$3は行固定で列が変化してしまうため、為替レートの参照が崩れる。
  • エ:×
    両方とも相対参照に近く、複写時にセル位置がずれて正しく計算できない。

学習のポイント

  • 絶対参照($記号): コピーしても固定したい行・列に使う。
  • 相対参照: コピー先に応じて自動的にセル位置が変化。
  • 混合参照: 行だけ固定/列だけ固定など、柔軟に制御可能。
  • 表計算の応用: 複写・オートフィル・関数設計において参照形式の理解は必須。