過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第7問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(システム構成の基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(定義問題)
  • 重要度: ★★★☆☆(可用性・性能設計)

問題文

中小企業においても、複数のコンピュータを用いてシステムを構築することが少なくない。

そのような場合のシステム構成に関する記述として、最も適切なものはどれか。

クライアントサーバシステムのクライアントで、データの処理や保管などの多くの機能を担うように構成したシステムをシンクライアントシステムという。
システムを2系統用意し、常に同じ処理を行わせ、その結果を相互に照合・比較することで高い信頼性を実現できるようにしたシステムをミラーリングシステムという。
ネットワーク上で対等な関係にあるコンピュータを相互に直接接続し、データを送受信するように構成したシステムをグリッドコンピューティングシステムという。
複数のコンピュータを相互に接続し、あたかも1台の高性能なコンピュータのごとく利用できるように構成したシステムをクラスタリングシステムという。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:

解説

  • ア:×
    シンクライアントはクライアント側機能を極力持たず、処理や保管をサーバ側に集中させる方式。記述は「リッチ/ファットクライアント」の説明。
  • イ:×
    同期実行で照合する二重系はデュアルシステム/タンデムなどの説明。ミラーリングは一般にストレージの複製方式を指す。
  • ウ:×
    対等接続での直接送受信はP2Pの説明が近い。グリッドコンピューティングは分散資源を統合し仮想的に大規模計算資源として活用する枠組み。
  • エ:〇
    複数コンピュータを束ねて1台の高性能機のように扱う構成がクラスタリング(負荷分散・可用性向上に用いる)。

学習のポイント

  • クラスタリング: 複数ノードで可用性・性能向上(HAクラスタ、LBクラスタ)。
  • ミラーリング: 主にディスク冗長(RAID1)でデータを二重化。
  • グリッド/P2P: グリッドは協調分散計算、P2Pは対等ノード間の直接共有。
  • クライアント方式: シン(軽量) vs リッチ(機能搭載)の違い。