難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(ネットワーク基礎)
- 正答率: ★★★★☆(典型知識)
- 重要度: ★★★☆☆(運用・設定の基本)
問題文
パーソナルコンピュータ(PC)を会社内のLANに接続し、インターネットを利用して業務を行う場面が増え、インターネットの管理・運用に関する理解が必要になっている。
インターネットの管理・運用に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
DHCPは、会社内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し、インターネットへのアクセスを可能にする。
イ
MACアドレスは、PCに割り振る識別番号であり、ネットワークのグループを示すネットワークアドレス部と、そのネットワークに属する個々のPCを識別するホストアドレス部に分かれる。
ウ
NATは、LANに接続するPCに対してIPアドレスを始めとして、ホスト名や経路情報、DNSサーバの情報など、通信に必要な設定情報を自動的に割り当てるプロトコルである。
エ
ポート番号は、TCPやUDP通信において通信相手のアプリケーションを識別するために利用される番号であり、送信元ポート番号と宛先ポート番号の両方を指定する必要がある。
出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解: エ
解説
- ア:×
DHCPはIPアドレスやDNSなどの設定情報を自動割り当てするプロトコル。プライベート→グローバルの変換はNATの役割。 - イ:×
ネットワーク部・ホスト部に分かれるのはIPアドレスの概念。MACアドレスはNIC固有の識別子で階層分割はしない(OUI+識別子ではあるがネットワーク/ホストの区別ではない)。 - ウ:×
設定情報の自動割当はDHCP。NATはアドレス変換(多くはプライベート→グローバル)。 - エ:〇
TCP/UDPヘッダには送信元ポート番号と宛先ポート番号の両方が含まれ、通信するアプリケーション(プロセス)を識別する。
学習のポイント
- DHCP: IP・ゲートウェイ・DNS等を自動配布。
- NAT: アドレス変換で多端末のインターネット接続を実現。
- MACアドレス: 物理層/データリンク層の機器識別(OUI+デバイス固有)。
- ポート番号: アプリケーション識別(よく使う例:80/443/53など)。