過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第11問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(ネットワーク基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(典型知識)
  • 重要度: ★★★☆☆(運用・設定の基本)

問題文

パーソナルコンピュータ(PC)を会社内のLANに接続し、インターネットを利用して業務を行う場面が増え、インターネットの管理・運用に関する理解が必要になっている。

インターネットの管理・運用に関する記述として、最も適切なものはどれか。

DHCPは、会社内のプライベートIPアドレスをグローバルIPアドレスに変換し、インターネットへのアクセスを可能にする。
MACアドレスは、PCに割り振る識別番号であり、ネットワークのグループを示すネットワークアドレス部と、そのネットワークに属する個々のPCを識別するホストアドレス部に分かれる。
NATは、LANに接続するPCに対してIPアドレスを始めとして、ホスト名や経路情報、DNSサーバの情報など、通信に必要な設定情報を自動的に割り当てるプロトコルである。
ポート番号は、TCPやUDP通信において通信相手のアプリケーションを識別するために利用される番号であり、送信元ポート番号と宛先ポート番号の両方を指定する必要がある。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: エ

解説

  • ア:×
    DHCPはIPアドレスやDNSなどの設定情報を自動割り当てするプロトコル。プライベート→グローバルの変換はNATの役割。
  • イ:×
    ネットワーク部・ホスト部に分かれるのはIPアドレスの概念。MACアドレスはNIC固有の識別子で階層分割はしない(OUI+識別子ではあるがネットワーク/ホストの区別ではない)。
  • ウ:×
    設定情報の自動割当はDHCP。NATはアドレス変換(多くはプライベート→グローバル)。
  • エ:〇
    TCP/UDPヘッダには送信元ポート番号宛先ポート番号の両方が含まれ、通信するアプリケーション(プロセス)を識別する。

学習のポイント

  • DHCP: IP・ゲートウェイ・DNS等を自動配布。
  • NAT: アドレス変換で多端末のインターネット接続を実現。
  • MACアドレス: 物理層/データリンク層の機器識別(OUI+デバイス固有)。
  • ポート番号: アプリケーション識別(よく使う例:80/443/53など)。