過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第12問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(OSI参照モデルの対応)
  • 正答率: ★★★★☆(定義知識)
  • 重要度: ★★★☆☆(ネットワーク設計の基礎)

問題文

中小企業においても、ネットワーク環境を理解することは重要である。ネットワーク機器と、それに対応する通信ネットワークにおけるOSI基本参照モデルの階層の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

【ネットワーク機器】

LANケーブルのように、電気的な信号を送受信する装置
リピーターハブのように、ケーブルを流れる電気信号を増幅してLANの総延長距離を伸長する装置
ルータのように、異なるLAN同士の中継役を担う装置

【OSI基本参照モデルの階層の第1層~第5層】

第1層(物理層)
第2層(データリンク層)
第3層(ネットワーク層)
第4層(トランスポート層)
第5層(セッション層)

〔解答群〕

aと①  bと②  cと③
aと①  bと③  cと④
aと②  bと③  cと④
aと②  bと④  cと⑤

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: ア(aと①/bと②/cと③)

解説

  • a:物理層(第1層)
    電気信号の送受信や媒体の仕様(ケーブル、コネクタ、電圧レベルなど)を扱う層。LANケーブルは物理層に対応。
  • b:データリンク層(第2層)
    信号の再生・増幅とともに、セグメント内でのフレーム伝送を担う装置は第2層の役割に関わる(代表例:スイッチングハブ)。問題文の趣旨ではハブ系をリンク層に対応づけている。
  • c:ネットワーク層(第3層)
    LAN間の中継(経路選択・パケット転送)を行うルータはネットワーク層に対応。

学習のポイント

名称主な役割・例
第1層物理層電気信号・ケーブル・コネクタなど物理的伝送媒体の規定。例:LANケーブル、光ファイバー
第2層データリンク層同一ネットワーク内でのフレーム転送、MACアドレスによる識別。例:スイッチ、ハブ
第3層ネットワーク層異なるネットワーク間のルーティング、IPアドレスによる経路選択。例:ルータ
第4層トランスポート層通信の信頼性確保(再送制御、順序制御)、ポート番号によるアプリ識別。例:TCP、UDP
第5層セッション層通信の開始・維持・終了などセッション管理。例:SSL/TLSのセッション制御、リモート接続管理