難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(OSI参照モデルの対応)
- 正答率: ★★★★☆(定義知識)
- 重要度: ★★★☆☆(ネットワーク設計の基礎)
問題文
中小企業においても、ネットワーク環境を理解することは重要である。ネットワーク機器と、それに対応する通信ネットワークにおけるOSI基本参照モデルの階層の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
【ネットワーク機器】
a
LANケーブルのように、電気的な信号を送受信する装置
b
リピーターハブのように、ケーブルを流れる電気信号を増幅してLANの総延長距離を伸長する装置
c
ルータのように、異なるLAN同士の中継役を担う装置
【OSI基本参照モデルの階層の第1層~第5層】
①
第1層(物理層)
②
第2層(データリンク層)
③
第3層(ネットワーク層)
④
第4層(トランスポート層)
⑤
第5層(セッション層)
〔解答群〕
ア
aと① bと② cと③
イ
aと① bと③ cと④
ウ
aと② bと③ cと④
エ
aと② bと④ cと⑤
出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解: ア(aと①/bと②/cと③)
解説
- a:物理層(第1層)
電気信号の送受信や媒体の仕様(ケーブル、コネクタ、電圧レベルなど)を扱う層。LANケーブルは物理層に対応。 - b:データリンク層(第2層)
信号の再生・増幅とともに、セグメント内でのフレーム伝送を担う装置は第2層の役割に関わる(代表例:スイッチングハブ)。問題文の趣旨ではハブ系をリンク層に対応づけている。 - c:ネットワーク層(第3層)
LAN間の中継(経路選択・パケット転送)を行うルータはネットワーク層に対応。
学習のポイント
| 層 | 名称 | 主な役割・例 |
|---|---|---|
| 第1層 | 物理層 | 電気信号・ケーブル・コネクタなど物理的伝送媒体の規定。例:LANケーブル、光ファイバー |
| 第2層 | データリンク層 | 同一ネットワーク内でのフレーム転送、MACアドレスによる識別。例:スイッチ、ハブ |
| 第3層 | ネットワーク層 | 異なるネットワーク間のルーティング、IPアドレスによる経路選択。例:ルータ |
| 第4層 | トランスポート層 | 通信の信頼性確保(再送制御、順序制御)、ポート番号によるアプリ識別。例:TCP、UDP |
| 第5層 | セッション層 | 通信の開始・維持・終了などセッション管理。例:SSL/TLSのセッション制御、リモート接続管理 |