過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第17問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(開発モデルの基本理解)
  • 正答率: ★★★★☆(典型問題)
  • 重要度: ★★★☆☆(開発手法の基礎)

問題文

システム開発の考え方やモデルは多様である。システム開発に関する記述として、最も適切なものはどれか。

DevOpsとは、システムの開発とシステムの運用を同時並行的に行うシステム開発の考え方である。
ウォーターフォールモデルは、開発工程を上流工程から下流工程へと順次移行し、後戻りはシステムの完成後にのみ許される。
スクラムは、開発チームの密接な連携を前提にする開発手法であるが、物理的に同じ場所で作業をすることは必ずしも必要ではない。
プロトタイピングモデルにおけるプロトタイプとは、システム要件を確認した後に廃棄する試作品のことである。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: ウ

解説

  • ア:×
    DevOpsは開発(Development)と運用(Operations)を連携・統合する考え方であり、「同時並行的に行う」という表現は不正確。継続的インテグレーションや継続的デリバリーを通じて両者の協調を重視する。
  • イ:×
    ウォーターフォールモデルは工程を順次進めるが、完成後のみ後戻り可能というのは誤り。実際には工程間でレビューや修正が行われる。
  • ウ:〇
    スクラムはアジャイル開発手法の一つで、チームの密接な連携を前提とする。ただし物理的に同じ場所で作業することは必須ではなく、リモート環境でもスクラムは成立する。
  • エ:×
    プロトタイピングモデルでは試作品(プロトタイプ)を用いて要件確認を行うが、必ず廃棄するわけではなく、改良や参考にして本開発へつなげる。

学習のポイント

  • DevOps: 開発と運用の連携強化、CI/CDによる迅速なリリース。
  • ウォーターフォール: 工程を順次進めるが、レビューや修正を含む。
  • スクラム: アジャイル手法の代表例。短期間のスプリントで成果を出し、チーム連携を重視。物理的同席は必須ではない。
  • プロトタイピング: 試作品を用いて要件を確認し、ユーザとの認識を合わせる。廃棄する場合もあるが必須ではない。