過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第19問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(暗号方式の基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(典型知識)
  • 重要度: ★★★☆☆(ネットワークセキュリティの基本)

問題文

情報ネットワーク社会を支えるセキュリティ技術の1つに暗号化技術がある。暗号化方式に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

共通伴暗号方式は、暗号化と復号に共通伴を用いる方式である。この方式では、送信者と受信者はあらかじめ共通伴を共有しておく必要がある。
公開伴暗号方式では、送信者は送信データを受信者の公開伴で暗号化し、それを受け取った受信者は、ペアとなる送信者の秘密伴で復号する。
公開伴暗号方式は、暗号化と復号に2個1組の異なる伴を用いる方式である。この方式では、データを送信する時には送信者の公開伴を使う。
セッション伴方式は、共通伴暗号方式の長所と公開伴暗号方式の長所を組み合わせた方式である。

〔解答群〕

aとb
aとd
bとc
cとd

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: イ(aとd)

解説

  • a:〇
    共通鍵方式(記述では「共通伴」)は暗号化・復号に同じ鍵を使い、事前共有が必要。
  • b:×
    公開鍵方式では、受信者の公開鍵で暗号化し、受信者自身の秘密鍵で復号する。送信者の秘密鍵では復号しない。
  • c:×
    公開鍵方式は2つの鍵を用いるが、送信時に使うのは受信者の公開鍵。送信者の公開鍵ではない。
  • d:〇
    セッション鍵方式(ハイブリッド暗号)は、公開鍵でセッション鍵を安全に共有し、実データは共通鍵で効率よく暗号化する。

学習のポイント

  • 共通鍵暗号: 高速だが鍵配送が課題。事前共有が前提。
  • 公開鍵暗号: 鍵配送が容易。暗号化は受信者の公開鍵、復号は受信者の秘密鍵。
  • ハイブリッド暗号(セッション鍵方式): 公開鍵でセッション鍵交換+共通鍵で本通信を暗号化し、双方の長所を活かす。