難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(BSCの基本)
- 正答率: ★★★★☆(定義知識)
- 重要度: ★★★☆☆(投資評価の枠組み)
問題文
R. S.キャプランとD. P.ノートンが開発したバランスト・スコアカード(BSC)は、情報通信技術(ICT)投資の評価手法の1つとして使われることがある。BSCでは4つの視点から評価するとされているが、この4つの視点に含まれないものはどれか。
ア
学習と成長の視点
イ
競合企業の視点
ウ
業務プロセスの視点
エ
顧客の視点
オ
財務の視点
出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)
解答
- 正解: イ(競合企業の視点)
解説
BSCの4視点は「財務」「顧客」「業務プロセス(内部プロセス)」「学習と成長」。この中に「競合企業の視点」は含まれないため不適切。競合分析は戦略立案では重要だが、BSCの標準枠組みでは視点として採用されていない。
- ア:〇
学習と成長の視点はBSCの中核(人材・IT基盤・組織能力)。 - イ:×(含まれない)
競合企業の視点はBSCの4視点にはない。 - ウ:〇
業務プロセスの視点(内部プロセス)は正式な視点。 - エ:〇
顧客の視点も正式な視点。 - オ:〇
財務の視点も正式な視点。
学習のポイント
- BSCの狙い: 財務だけでなく非財務指標(顧客・プロセス・学習成長)を統合して戦略を可視化し、因果関係の整合を図る。
- 補足: 競合視点はBSCの外での分析(例:5フォース、ポジショニング)として扱うのが一般的。