難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(物価指標の動向把握)
- 正答率: ★★★★☆(統計読解)
- 重要度: ★★★☆☆(インフレ分析の基礎)
問題文
下図は、日本、米国、ユーロ圏の消費者物価(食料及びエネルギーを除く総合、前年比、%)の推移を示したものである。
図中のa~cに該当する国・地域の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア
a:日本 b:米国 c:ユーロ圏
イ
a:米国 b:日本 c:ユーロ圏
ウ
a:米国 b:ユーロ圏 c:日本
エ
a:ユーロ圏 b:日本 c:米国
オ
a:ユーロ圏 b:米国 c:日本
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)
解答
- 正解: ウ(a:米国/b:ユーロ圏/c:日本)
解説
- a:米国
最も高い物価上昇率を示し、2021年以降に急上昇している線は米国。インフレ率は2022年にかけて5〜6%台に達し、金融引き締めの背景となった。 - b:ユーロ圏
aよりやや低く、2021年以降に上昇傾向を示す線はユーロ圏。エネルギー価格高騰や供給制約の影響でインフレが加速した。 - c:日本
最も低く、全期間を通じて1%未満で推移している線は日本。物価安定が続いており、2022年以降も他国と比べて上昇幅は小さい。
学習のポイント
- コアCPI(食料・エネルギー除く): 物価の基調を把握するための指標。短期的な変動要因を除外。
- 米国の動向: 金融緩和→需要増→インフレ加速→利上げへ。2021〜2022年にかけて急上昇。
- ユーロ圏の動向: エネルギー依存度が高く、ウクライナ情勢などの外的要因で物価上昇。
- 日本の動向: デフレ傾向から脱却しつつあるが、賃金上昇や需要回復が緩やかで物価上昇は限定的。