難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(価格弾力性の基本理解)
- 正答率: ★★★★☆(典型知識)
- 重要度: ★★★☆☆(ミクロ経済の基礎)
問題文
需要の価格弾力性(絶対値)に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a
ある財について、価格の変化率(絶対値)がそれに伴う需要量の変化率(絶対値)に比べて大きいほど、需要の価格弾力性も大きくなる。
b
代替品が豊富な財は、代替品に乏しい財に比べて、需要の価格弾力性は大きくなる。
c
ある財の需要曲線が一定の価格水準において水平である場合、この財の需要の価格弾力性はゼロである。
d
ある財の需要曲線が右下がりの直線である場合、この財の需要の価格弾力性は、価格水準にかかわらず一定である。
〔解答群〕
ア
a:正 b:正 c:誤 d:正
イ
a:正 b:正 c:誤 d:誤
ウ
a:正 b:誤 c:正 d:正
エ
a:誤 b:正 c:誤 d:正
オ
a:誤 b:正 c:誤 d:誤
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)
解答
- 正解: オ(a:誤/b:正/c:誤/d:誤)
解説
- a:×
価格弾力性は「需要量の変化率 ÷ 価格の変化率」で定義される。価格の変化率が需要量の変化率より大きい場合、弾力性は小さくなる。記述は逆で誤り。 - b:〇
代替品が豊富な財は、価格が上昇すると需要が他の財に移りやすいため、価格弾力性は大きくなる。 - c:×
需要曲線が水平の場合、価格がわずかに変化しても需要量が大きく変化するため、価格弾力性は無限大。ゼロではない。 - d:×
直線の需要曲線では価格水準によって弾力性は変化する。一定ではない。
学習のポイント
- 価格弾力性の定義:
需要の価格弾力性 = (需要量の変化率) ÷ (価格の変化率)。 - 弾力性の大小:
・代替品が多い財 → 弾力性大。
・必需品や代替品が少ない財 → 弾力性小。 - 特殊ケース:
・水平需要曲線 → 完全弾力的(弾力性=∞)。
・垂直需要曲線 → 完全非弾力的(弾力性=0)。 - 直線需要曲線: 弾力性は価格水準によって変化し、一定ではない。