難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(財の分類の基礎)
- 正答率: ★★★★☆(典型知識)
- 重要度: ★★★☆☆(公共経済の基本)
問題文
家計が消費する財・サービスは、①消費が競合するかどうか(競合性)と、②対価を支払わない人の消費を排除できるかどうか(排除可能性)に基づき、下表のとおり4つに分類できる。表中のAとBに入る財・サービスの例として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア
A:公海に生息する魚介類 / B:混雑現象を伴わない有料道路
イ
A:公海に生息する魚介類 / B:晴れた日の日光浴
ウ
A:晴れた日の日光浴 / B:有料配信のオンライン視聴サービス
エ
A:有料配信のオンライン視聴サービス / B:混雑現象を伴う一般道路
オ
A:有料配信のオンライン視聴サービス / B:晴れた日の日光浴
出典: 中小企業診断協会|2024年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)
解答
- 正解: エ(A:有料配信のオンライン視聴サービス/B:混雑現象を伴う一般道路)
解説
- Aの該当(排除可能×競合しない):
有料配信のオンライン視聴サービスは支払いにより排除可能で、同時視聴によって他者の視聴が直接的に減るわけではないため「クラブ財」に該当。 - Bの該当(排除不可能×競合する):
混雑現象を伴う一般道路は、通行の排除が難しく(排除不可能)、混雑によって他者の利用が低下する(競合する)ため「コモンズ(共有資源)」に該当。 - 他の選択肢が不適切な理由:
・公海に生息する魚介類は排除不可能かつ競合するためBには合うが、Aには合わない。
・晴れた日の日光浴は排除不可能かつ競合しない「純粋公共財」に近く、AでもBでもない。
・有料道路(混雑なし)は排除可能かつ競合しないためAには近いが、設問のB枠は「排除不可能×競合する」なので不適。
学習のポイント
- 4分類の整理:
・私財(排除可能・競合する)
・クラブ財(排除可能・競合しない)例:有料配信、会員制プール
・共有資源/コモンズ(排除不可能・競合する)例:公海魚介類、混雑する道路
・公共財(排除不可能・競合しない)例:灯台、日光浴(条件次第)