難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(国際金融の応用)
- 正答率: ★★★☆☆(為替要因の理解)
- 重要度: ★★★☆☆(為替レート分析の基礎)
問題文
変動為替レート制の下で円安・ドル高への圧力を強めると想定される要因として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。
a
アメリカの連邦準備制度理事会による政策金利の引き下げ
b
アメリカにおける市場予想を上回る雇用者数の増加
c
世界的な原油価格の上昇
d
日本における消費者物価の持続的な下落
〔解答群〕
ア
aとb
イ
aとc
ウ
aとd
エ
bとc
オ
bとd
出典: 中小企業診断協会|2023年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)
解答
- 正解: エ(bとc)
解説(要因ごとの評価)
- a:×
アメリカの政策金利引き下げはドル金利を低下させ、ドル安圧力となる。円安・ドル高要因ではない。 - b:〇
雇用者数が市場予想を上回ると、米国経済の強さが意識され、金利上昇やドル需要増加につながり、ドル高要因となる。 - c:〇
原油価格上昇は日本の輸入負担を増やし、貿易収支を悪化させる。円売り・ドル買いが進み、円安要因となる。 - d:×
日本の消費者物価の持続的下落(デフレ)は、金融緩和圧力を強めるが、直接的な円安要因とは言い難い。
学習のポイント
- 為替レートの決定要因: 金利差、経済指標、貿易収支、資源価格など。
- ドル高要因: 米国経済の強さ(雇用増加、金利上昇期待)。
- 円安要因: 日本の輸入増加(原油価格上昇)、経常収支悪化。
- 誤答の整理: 金利引き下げはドル安、デフレは円安要因としては弱い。