難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★☆☆☆☆(基礎用語の理解)
- 正答率: ★★★★★(常識レベル)
- 重要度: ★★☆☆☆(景気循環の定義)
問題文
景気循環に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
景気循環の1周期は、景気の谷から山までである。
イ
景気循環の転換点は、名目GDPの変化によって判断する。
ウ
景気循環の最も短い周期は、設備投資の変動が主な要因であると考えられている。
エ
景気の谷から山にかけての期間は、景気の拡張期である。
出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)
解答
- 正解:エ
解説
- ア:×
景気循環の1周期は「谷→山→谷」または「山→谷→山」であり、谷から山まででは半周期にすぎない。 - イ:×
景気の転換点は「実質GDP」や「鉱工業生産指数」などの実体経済指標で判断される。名目GDPは物価変動の影響を受けるため、判断材料としては不適切。 - ウ:×
最も短い景気循環(キチン循環)は在庫変動が主因とされる。設備投資が主因となるのは中期的なジュグラー循環。 - エ:〇
景気の谷から山にかけての期間は、経済活動が回復・拡張していく「拡張期」に該当する。正しい。
学習のポイント
- 景気循環の基本構造: 拡張期 → 山 → 後退期 → 谷 → 回復期 → 拡張期…
- 代表的な循環:
・キチン循環(短期):在庫変動
・ジュグラー循環(中期):設備投資
・クズネッツ循環(長期):建設・人口変動 - 転換点の判断: 実質GDPや鉱工業生産、雇用、消費などの実体指標が中心。