過去問解説(経済学・経済政策)_2022年(R4年) 第11問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(需要曲線と余剰の面積)
  • 正答率: ★★★★☆(図の読み取り)
  • 重要度: ★★★☆☆(消費者余剰の基本)

問題文

下図には、需要曲線が描かれている。この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

価格が下落すると、消費者の限界価値が低下する。
価格が P0 のときの消費者の支払意思額は三角形 AEP0 で示される。
価格が P0 のときの実際の支払額は四角形 OP0EQ0 で示される。

〔解答群〕

a:正  b:正  c:正
a:正  b:誤  c:正
a:正  b:誤  c:誤
a:誤  b:正  c:正
a:誤  b:正  c:誤

出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)

解答

  • 正解:イ(a:〇/b:×/c:〇)

解説

  • a:〇
    価格が下落すると需要量が増え、「限界価値(追加1単位への支払意思額)」は需要曲線に沿って低い水準へ移るため低下する(需要曲線は右下がり)。
  • b:×
    価格が P0 のときの「総支払意思額(0~Q0までの支払意思額の合計)」は、需要曲線下の面積で示される。三角形 AEP0 は消費者余剰の形状とも整合せず、総支払意思額の表現として不適切。
  • c:〇
    実際の支払額は「価格×数量」で、図では四角形 OP0EQ0(縦が P0、横が Q0)で示される。

学習のポイント

  • 総支払意思額: 需要曲線下の0~Qの面積。
  • 実際の支払額: 価格×数量(長方形)。
  • 消費者余剰: 総支払意思額 − 実際の支払額(一般に上側の三角形部分)。