難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(需要曲線と余剰の面積)
- 正答率: ★★★★☆(図の読み取り)
- 重要度: ★★★☆☆(消費者余剰の基本)
問題文
下図には、需要曲線が描かれている。この図に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a
価格が下落すると、消費者の限界価値が低下する。
b
価格が P0 のときの消費者の支払意思額は三角形 AEP0 で示される。
c
価格が P0 のときの実際の支払額は四角形 OP0EQ0 で示される。
〔解答群〕
ア
a:正 b:正 c:正
イ
a:正 b:誤 c:正
ウ
a:正 b:誤 c:誤
エ
a:誤 b:正 c:正
オ
a:誤 b:正 c:誤
出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)
解答
- 正解:イ(a:〇/b:×/c:〇)
解説
- a:〇
価格が下落すると需要量が増え、「限界価値(追加1単位への支払意思額)」は需要曲線に沿って低い水準へ移るため低下する(需要曲線は右下がり)。 - b:×
価格が P0 のときの「総支払意思額(0~Q0までの支払意思額の合計)」は、需要曲線下の面積で示される。三角形 AEP0 は消費者余剰の形状とも整合せず、総支払意思額の表現として不適切。 - c:〇
実際の支払額は「価格×数量」で、図では四角形 OP0EQ0(縦が P0、横が Q0)で示される。
学習のポイント
- 総支払意思額: 需要曲線下の0~Qの面積。
- 実際の支払額: 価格×数量(長方形)。
- 消費者余剰: 総支払意思額 − 実際の支払額(一般に上側の三角形部分)。