過去問解説(経済学・経済政策)_2022年(R4年) 第18問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(機会費用と比較優位)
  • 正答率: ★★★★☆(表の読み取り)
  • 重要度: ★★★☆☆(貿易理論の基礎)

問題文

生活の中での絶対優位、比較優位と機会費用について考える。
下表に示すように、Aさんは30分間で、おにぎりであれば10個、サンドイッチであれば6個作ることができる。
また、Bさんは30分間で、おにぎりであれば6個、サンドイッチであれば2個作ることができる。
AさんとBさんが持つ絶対優位、比較優位と機会費用に関する記述として、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

Aさんにとって、おにぎりを1個作ることの機会費用は、サンドイッチ53個である。
Bさんにとって、おにぎりを1個作ることの機会費用は、サンドイッチ3個である。
おにぎりとサンドイッチを作ることの両方に絶対優位を持っているのは、Bさんである。
サンドイッチを作ることに比較優位を持っているのは、Aさんである。

〔解答群〕

aとb
aとd
bとc
bとd
cとd

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)

解答

  • 正解:イ(a:×/b:×/c:×/d:〇)

解説

  • a:×
     Aさんは30分でおにぎり10個、サンドイッチ6個作れる。
     → おにぎり1個あたりの機会費用は「サンドイッチ0.6個」(6 ÷ 10)。
     → 「サンドイッチ53個」は明らかに誤り。
  • b:×
     Bさんは30分でおにぎり6個、サンドイッチ2個作れる。
     → おにぎり1個あたりの機会費用は「サンドイッチ約0.33個」(2 ÷ 6)。
     → 「サンドイッチ3個」は誤り。
  • c:×
     Aさんはおにぎり10個、サンドイッチ6個 → Bさんより多く作れる。
     → Aさんが両方に絶対優位を持つ。
     → BさんではなくAさんが絶対優位。
  • d:〇
     比較優位は「機会費用がより低い方」。
     サンドイッチ1個の機会費用:
     - Aさん:おにぎり1.67個(10 ÷ 6)
     - Bさん:おにぎり3個(6 ÷ 2)
     → Aさんの方が機会費用が低く、比較優位を持つ。

学習のポイント

  • 絶対優位: 生産量が多い方が持つ。
  • 比較優位: 機会費用が低い方が持つ。
  • 機会費用の計算: 他方の財の生産量 ÷ 対象財の生産量。
  • 試験対策: 表から「1個あたりの機会費用」を素早く計算できるようにしておく。