過去問解説(経済学・経済政策)_2021年(R3年) 第3問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★☆☆☆☆(GDPの基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(定番論点)
  • 重要度: ★★★☆☆(家計消費と非市場活動の区別)

問題文

国内総生産(GDP)に含まれるものとして、最も適切な組み合わせを下記の解答群から選べ。

家族総出の大掃除
家族で温泉旅行
子供への誕生日プレゼントの購入
孫へのお小遣い

〔解答群〕

aとb
aとc
bとc
bとd
cとd

出典:中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)

解答

  • 正解: ウ(bとc)

解説

  • a:非該当(家族の大掃除)
    家庭内で無償で行う非市場活動はGDPに含まれない。市場で取引されないため付加価値として計上されない。
  • b:該当(温泉旅行)
    旅行代や宿泊・飲食・交通などの有償サービス購入は家計消費支出に含まれ、GDP(国内の市場取引による付加価値)に計上される。
  • c:該当(誕生日プレゼントの購入)
    商品の購入は市場での財の取引であり、家計消費支出としてGDPに含まれる。
  • d:非該当(お小遣い)
    現金の贈与・移転は財やサービスの購入を伴わない移転支出であり、GDPには含まれない(購入が発生すればその時点で計上)。

学習のポイント

  • 市場取引の有無: 有償の財・サービス購入=GDP計上、無償の家事労働・贈与=非計上。
  • 移転支出の扱い: 現金のやり取りはGDPに影響せず、使われた時点の消費・投資が計上対象。