過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第3問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(用語の正確な理解)
  • 正答率:★★★★☆(基本問題)
  • 重要度:★★★☆☆(Web開発の基礎)

問題文

Webアプリケーションを開発するに当たっては、さまざまな開発言語や仕組みが必要になる。

Webアプリケーションの開発に利用する言語や仕組みに関する記述として、最も適切なものはどれか。

Ajaxは、WebブラウザのJavaScriptのHTTP通信機能を利用して、対話型のWebアプリケーションを構築する仕組みである。
Cookieは、Webサーバに対するアクセスがどの端末からのものであるかを識別するために、Webサーバの指示によってWebサーバにユーザ情報などを保存する仕組みである。
CSSは、タグによってWebページの構造を記述するマーク付け言語であり、利用者独自のタグを使って文書の属性情報や論理構造を定義できる。
Javaは、C言語にクラスやインヘリタンスといったオブジェクト指向の概念を取り入れた言語であり、C言語に対して上位互換性を持つ。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:ア

解説

  • ア:〇
    AjaxはJavaScriptで非同期HTTP通信(XHR/Fetch)を行い、ページ遷移なしで部分更新する対話型UIを実現する仕組み。
  • イ:×
    Cookieはクライアント側(ブラウザ)に保存される。サーバがSet-Cookieで指示し、以後のHTTPリクエストに付与されるが「サーバに保存」ではない。
  • ウ:×
    CSSはスタイル指定言語。構造をタグで記述するのはHTML/XML。独自タグの定義はXML名前空間やカスタム要素の領域。
  • エ:×
    JavaはCに似た構文を持つが上位互換ではない(ポインタ非採用など)。オブジェクト指向を前提に設計された別言語。

学習のポイント

  • Ajax: 非同期通信でUX向上(フォーム補助、オートコンプリートなど)。
  • Cookie: 状態管理(セッションID、言語設定)。保存先はブラウザ。
  • HTML/CSSの役割分担: HTML=構造、CSS=見た目、JS=振る舞い。
  • JavaとC: 構文の類似と設計思想の違い、互換性はない。