過去問解説(経営情報システム)_2019年(R1年) 第15問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(ERPの定義理解)
  • 正答率: ★★★★☆(典型問題)
  • 重要度: ★★★☆☆(基幹業務システムの基礎)

問題文

「ERP(Enterprise Resource Planning)システム」に関する記述として、最も適切なものはどれか。

基幹業務プロセスの実行を、統合業務パッケージを利用して、必要な機能を相互に関係付けながら支援する総合情報システムである。
基幹業務プロセスをクラウド上で処理する統合情報システムである。
企業経営に必要な諸資源を統合的に管理するシステムである。
企業経営の持つ諸資源の戦略的な活用を計画するためのシステムである。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: ア

解説

  • ア:〇
    ERPは統合業務パッケージを用いて、販売・購買・在庫・会計などの基幹業務を相互に関連付け、全体最適を支援する総合情報システム。定義として正しい。
  • イ:×
    クラウド上で処理するかどうかはERPの本質ではない。クラウドERPは形態の一つに過ぎない。
  • ウ:×
    「諸資源を統合的に管理するシステム」は概念的には近いが、ERPの定義を簡略化しすぎている。正確には「業務プロセスを統合的に支援するパッケージ」。
  • エ:×
    戦略的活用を計画するのは戦略情報システム(SIS)の説明。ERPとは異なる。

学習のポイント

  • ERP(Enterprise Resource Planning):
    ・基幹業務(販売、購買、生産、在庫、会計、人事など)を統合的に管理・支援。
    ・部門間でデータを一元化し、業務効率化と経営資源の最適化を実現。
    ・パッケージソフトとして提供されることが多く、導入により業務標準化が進む。
  • 関連用語:
    SIS(Strategic Information System): 戦略的活用を目的とする情報システム。
    クラウドERP: ERPの提供形態の一つであり、定義そのものではない。