難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(基本的な管理指標の定義)
- 正答率: ★★★☆☆(用語の正誤を押さえれば解ける)
- 重要度: ★★★☆☆(品質管理・生産管理の基礎)
問題文
管理指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
稼働率とは、人または機械における就業時間もしくは拘束時間を、有効稼働時間で除したものである。
イ
生産リードタイムは、顧客が注文してからその製品を手にするまでの時間である。
ウ
直行率とは、初工程から最終工程まで、手直しや手戻りなどがなく順調に通過した品物の生産数量を、工程に投入した品物の数量で除したものである。
エ
歩留まりとは、投入された主原材料の量を、産出された品物の量で除したものである。
出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:ウ
解説(選択肢ごとの評価)
- ア:×
稼働率は「有効稼働時間 ÷ 就業時間(拘束時間)」で算出する。記述は逆になっているため誤り。 - イ:×
生産リードタイムは「製品の設計から完成までの時間」や「生産開始から完成までの時間」を指す。顧客注文から納品までの時間は「受注リードタイム」であり混同している。 - ウ:〇
直行率は「初工程から最終工程まで手直し・手戻りなく通過した数量 ÷ 投入数量」で定義される。品質管理の代表的な指標であり、記述は正しい。 - エ:×
歩留まりは「産出量 ÷ 投入量」で算出する。記述は逆で誤り。
学習のポイント
- 稼働率: 分母は拘束時間、分子は有効稼働時間。
- リードタイム: 「受注リードタイム」と「生産リードタイム」を区別する。
- 直行率: 品質の安定性を示す重要指標。工程内の手直し・不良の有無を反映。
- 歩留まり: 原材料の利用効率を示す。投入と産出の関係を正しく理解する。