難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(表の読み取り力が問われる)
- 正答率: ★★★☆☆(視覚情報の正確な把握が鍵)
- 重要度: ★★☆☆☆(工程分析・物流設計の基礎)
問題文
ある工場でA~Eの5台の機械間における運搬回数を分析した結果、次のフロムツウチャートが得られた。
この表から読み取れる内容に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア
機械Aから他の全ての機械に品物が移動している。
イ
逆流が一カ所発生している。
ウ
他の機械からの機械Bへの運搬回数は12である。
エ
最も運搬頻度が高いのは機械A・D間である。
出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:エ
解説
この問題は、工場内の機械間における運搬回数を示す「フロムツウチャート(From-Toチャート)」を読み取り、最も適切な記述を選ぶもの。
縦軸が「From(送り出し側)」、横軸が「To(受け入れ側)」を示し、交点での数値が運搬回数を表している。
表の整理(抜粋)
| From\To | A | B | C | D | E |
|---|---|---|---|---|---|
| A | – | 12 | 5 | 25 | 0 |
| B | 0 | – | – | – | 4 |
| C | – | – | – | 2 | – |
| D | 11 | – | – | – | – |
| E | – | 27 | – | – | – |
選択肢の検証
- ア:×
機械Aからの運搬はB(12回)、C(5回)、D(25回)で、Eへの運搬は0回。よって「全ての機械」は誤り。 - イ:×
逆流とは、工程順(例:A→B→C→D→E)に対して、後工程→前工程の流れ。
D→A(11回)、E→B(27回)と2カ所で逆流が発生しており、「一カ所」は誤り。 - ウ:×
機械Bへの運搬回数はA→B(12回)+E→B(27回)=合計39回。12回ではないため誤り。 - エ:〇
「A・D間」はA→D(25回)+D→A(11回)=合計36回。
他の区間と比較して最も多く、最も運搬頻度が高い区間である。
学習のポイント
- フロムツウチャートの構造: 縦=出発、横=到着。交点が運搬回数。
- 逆流の判定: 工程順に対して逆方向の流れがあるかを確認。
- 頻度の評価: 「◯・△間」の表現は双方向合計で判断する。
- 工程改善: 運搬頻度の高い区間はレイアウト最適化や自動搬送導入の候補になる。