過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第5問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(ラインバランシング+工程設計)
  • 正答率: ★★☆☆☆(計算と図解の理解が必要)
  • 重要度: ★★★☆☆(生産計画・工程設計の基本)

問題文

要素作業a~gの先行関係が下図に示される製品を、単一ラインで生産する。生産計画量が380個、稼働予定時間が40時間のとき、実行可能なサイクルタイムと最小作業工程数の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

サイクルタイム:6分  最小作業工程数:3
サイクルタイム:6分  最小作業工程数:4
サイクルタイム:9分  最小作業工程数:2
サイクルタイム:9分  最小作業工程数:3

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ア(サイクルタイム:6分/最小作業工程数:3)

解説

① サイクルタイムの算出

  • 生産計画量:380個
  • 稼働時間:40時間 × 60分 = 2,400分
  • 実行可能なサイクルタイム = 総稼働時間 ÷ 生産計画量
    → 2,400 ÷ 380 ≒ 6.32分
  • よって、6分以内のサイクルタイムであれば実行可能。

② 最小作業工程数の算出

  • 各作業時間(分):
  • a:4、b:2、c:3、d:1、e:3、f:2、g:2
  • 総作業時間:4+2+3+1+3+2+2=17分
  • 最小作業工程数 = 総作業時間 ÷ サイクルタイム
    → 17 ÷ 6 ≒ 2.83 → 切り上げて3工程

学習のポイント

  • サイクルタイム=稼働時間÷生産量で算出。
  • 最小作業工程数=総作業時間÷サイクルタイム(切り上げ)
  • 先行関係図(PERT型)を見て、作業の分割可能性を判断。
  • ラインバランシングは工程数とサイクルタイムのバランスが重要。