過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第30問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(仕入方法の理解)
  • 正答率:★★★☆☆(委託仕入の仕組みを知っていれば容易)
  • 重要度:★★☆☆☆(流通・取引形態の基礎)

問題文

商品の仕入方法のうち、委託仕入に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a
中小企業と大企業の間で委託仕入を取引条件とした契約を締結することは禁止されている。
b
委託仕入の場合、小売店に納入された時点で当該商品の所有権が小売店に移転する。
c
委託仕入の場合、小売店は粗利益ではなく販売手数料を得ることになる。
d
委託仕入をした商品の売れ行きが悪い場合、小売店は原則自由に値下げして販売することができる。

〔解答群〕

a:正  b:誤  c:正  d:誤
a:正  b:誤  c:誤  d:正
a:誤  b:正  c:誤  d:正
a:誤  b:正  c:誤  d:誤
a:誤  b:誤  c:正  d:誤

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:オ(a:誤 b:誤 c:正 d:誤)

解説

  • a:×
    委託仕入は中小企業と大企業の間で契約すること自体は禁止されていない。誤り。
  • b:×
    委託仕入では商品の所有権は小売店に移転せず、委託者(メーカー・卸)が持ち続ける。誤り。
  • c:〇
    委託仕入では小売店は販売手数料を得る仕組みであり、粗利益ではない。正しい。
  • d:×
    委託仕入の場合、値下げは委託者の承諾が必要であり、小売店が自由に値下げできるわけではない。誤り。

学習のポイント

  • 委託仕入は「所有権が移転しない」「販売手数料を得る」「値下げは自由でない」という特徴がある。
  • 通常の仕入(買い取り仕入)と比較すると、在庫リスクは委託者側にある。
  • 小売店にとってはリスクが小さいが、販売自由度は制約される。