過去問解説(運営管理)_2019年(令和元年) 第37問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★★☆☆(物流センターの運営知識が必要)
  • 正答率:★★☆☆☆(用語理解が鍵)
  • 重要度:★★★☆☆(物流効率化の基礎)

問題文

物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

ASN を用いた入荷検品は、商品の外箱に印字された ITF シンボルや、混載の場合に外箱に貼付された SCM ラベルを読み取った情報と、ASN とを照合することで完了する。
個装には、内容物を保護したり、複数の商品を 1 つにまとめて取り扱いやすくしたりする機能がある。
固定ロケーション管理は、在庫量が減少しても、保管スペースを有効に活用できるため、保管効率が高い。
摘み取り方式ピッキングは、商品ごとのオーダー総数をまとめて取り出した後、オーダー別に仕分けることである。
トラックドライバーが集品先または納品先の荷主の倉庫内でフォークリフトを使用することは、法律で禁止されている。

出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ア

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:〇
    ASN(Advanced Shipping Notice)を用いた入荷検品では、外箱に印字されたITFシンボルや、混載時のSCMラベルを読み取り、ASNデータと照合することで検品を完了する。正しい記述である。
  • イ:×
    個装は商品の最小単位の包装であり、内容物保護や取り扱い易さの機能はあるが、問題文の文脈では「物流センター運営」に関する記述としては不適切。
  • ウ:×
    固定ロケーション管理は、在庫量が減少してもスペースを固定的に使用するため、保管効率は低い。可変ロケーション管理の方が効率的である。
  • エ:×
    摘み取り方式ピッキングは、オーダーごとに商品を取り出す方式であり、商品総数をまとめて取り出して後で仕分けるのは「種まき方式ピッキング」である。
  • オ:×
    トラックドライバーが荷主倉庫でフォークリフトを使用することは法律で禁止されているわけではない。安全管理上のルールや資格要件に基づく制約はあるが、法律で一律禁止ではない。

学習のポイント

  • ASN入荷検品:事前出荷情報とラベル情報を照合することで効率的に検品を行う。
  • 固定ロケーション管理:在庫量に関わらずスペースを固定するため効率は低い。可変ロケーション管理との違いを理解する。
  • ピッキング方式:摘み取り方式(オーダーごと)と種まき方式(まとめて取り出し後仕分け)の違いを整理する。
  • 物流センターの機能:検品・仕分け・保管・ピッキングなどの工程を正しく理解することが重要。