難易度・正答率・重要度
- 難易度:★★★☆☆(物流センターの運営知識が必要)
- 正答率:★★☆☆☆(用語理解が鍵)
- 重要度:★★★☆☆(物流効率化の基礎)
問題文
物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
ASN を用いた入荷検品は、商品の外箱に印字された ITF シンボルや、混載の場合に外箱に貼付された SCM ラベルを読み取った情報と、ASN とを照合することで完了する。
イ
個装には、内容物を保護したり、複数の商品を 1 つにまとめて取り扱いやすくしたりする機能がある。
ウ
固定ロケーション管理は、在庫量が減少しても、保管スペースを有効に活用できるため、保管効率が高い。
エ
摘み取り方式ピッキングは、商品ごとのオーダー総数をまとめて取り出した後、オーダー別に仕分けることである。
オ
トラックドライバーが集品先または納品先の荷主の倉庫内でフォークリフトを使用することは、法律で禁止されている。
出典: 中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:ア
解説(選択肢ごとの評価)
- ア:〇
ASN(Advanced Shipping Notice)を用いた入荷検品では、外箱に印字されたITFシンボルや、混載時のSCMラベルを読み取り、ASNデータと照合することで検品を完了する。正しい記述である。 - イ:×
個装は商品の最小単位の包装であり、内容物保護や取り扱い易さの機能はあるが、問題文の文脈では「物流センター運営」に関する記述としては不適切。 - ウ:×
固定ロケーション管理は、在庫量が減少してもスペースを固定的に使用するため、保管効率は低い。可変ロケーション管理の方が効率的である。 - エ:×
摘み取り方式ピッキングは、オーダーごとに商品を取り出す方式であり、商品総数をまとめて取り出して後で仕分けるのは「種まき方式ピッキング」である。 - オ:×
トラックドライバーが荷主倉庫でフォークリフトを使用することは法律で禁止されているわけではない。安全管理上のルールや資格要件に基づく制約はあるが、法律で一律禁止ではない。
学習のポイント
- ASN入荷検品:事前出荷情報とラベル情報を照合することで効率的に検品を行う。
- 固定ロケーション管理:在庫量に関わらずスペースを固定するため効率は低い。可変ロケーション管理との違いを理解する。
- ピッキング方式:摘み取り方式(オーダーごと)と種まき方式(まとめて取り出し後仕分け)の違いを整理する。
- 物流センターの機能:検品・仕分け・保管・ピッキングなどの工程を正しく理解することが重要。