過去問解説(財務・会計)_2019年(令和元年) 第13問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(リスク・リターンと無差別曲線)
  • 正答率: ★★★★☆(図の読み取り)
  • 重要度: ★★★☆☆(投資家選好の基本)

問題文

以下の図は、横軸にリスク、縦軸にリターンを取ったリスク・リターン平面上に、資産Aから資産Dのそれぞれのリスクとリターンをプロットしたものである。このとき、図中にある無差別曲線を有する投資家が、保有する際に最も望ましいと考えられる資産として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

出典:中小企業診断協会|2019年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

  • 正解:ア(A)

解説

ア:〇
無差別曲線は右上ほど高効用を示す。提示図ではAが、同等またはより低いリスクでより高いリターンを与え、投資家の無差別曲線上で最も高い効用を達成できる位置にあるため最適選択。

イ:×
BはAに比べて、同じ効用水準に到達できない(リスクに対してリターンが劣後)ため選好されない。

ウ:×
Cはリスクが相対的に高い割にリターンが見合っておらず、より低い無差別曲線上に留まる。

エ:×
Dも同様にAに劣後する位置にあり、投資家効用はAより低い。


学習のポイント

  • 無差別曲線は「高リターン・低リスク」方向(左上)ほど効用が高い。
  • 最適資産は、与えられた点群の中で最も高い無差別曲線に到達する点=支配(ドミナンス)関係を満たす点。
  • 図問題は「どの点が他を優越するか」を素早く確認するのがコツ。