過去問解説(経営情報システム)_2020年(R2年) 第10問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(ネットワーク基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(典型論点)
  • 重要度: ★★★☆☆(安全な通信の基本)

問題文

近年、情報ネットワークが発展・普及し、その重要性はますます高まっている。安全にネットワーク相互間の通信を運用するための記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

SSL/TLSは、インターネットを用いた通信においてクライアントとサーバ間で送受信されるデータを暗号化する際に使われる代表的なプロトコルである。
IDSは、大切な情報を他人には知られないようにするために、データを見てもその内容が分からないように、定められた処理手順でデータを変換する仕組みである。
VPNは、認証と通信データの暗号化によってインターネット上に構築された仮想的な専用ネットワークである。
DMZは、LANに接続するコンピュータやデバイスなどに対して、IPアドレス、ホスト名やDNSサーバの情報といった通信に必要な設定情報を自動的に割り当てるプロトコルである。

〔解答群〕

aとb
aとc
bとd
cとd

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解: イ(aとc)

解説

  • a:〇
    SSL/TLSはクライアント–サーバ間の通信を暗号化し、改ざん検出・認証を提供する代表的なプロトコル。
  • b:×
    IDSは侵入検知システム(Intrusion Detection System)。暗号化の「仕組み」ではなく、不正アクセス等の検知が目的。
  • c:〇
    VPNは認証と暗号化でインターネット上に仮想的な専用線を構築する技術。
  • d:×
    DMZは非武装地帯と呼ばれる公開サーバを配置する中間ネットワーク領域。設定情報の自動割り当てはDHCPの役割。

学習のポイント

  • SSL/TLS: HTTPSの根幹。暗号化・認証・完全性保護。
  • VPN: 公衆網上で安全な「仮想専用ネットワーク」を実現。
  • IDS/IPS: 検知(IDS)と防御(IPS)、暗号化とは別系統。
  • DMZ vs DHCP: DMZはネットワーク設計、DHCPは設定自動配布。