難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(マンデル=フレミング・モデル)
- 正答率: ★★★☆☆(為替制度と政策効果の理解)
- 重要度: ★★★★☆(国際マクロの基礎)
解答
- 正解:イ(aとd)
解説
- a:〇
変動為替レート制・完全資本移動の小国では、財政拡大は金利上昇を招き、資本流入による通貨高を引き起こす。結果として純輸出が減少し、財政拡大効果は完全に打ち消され、所得は不変となる(完全クラウディング・アウト)。 - b:×
金融緩和は金利低下を招き、資本流出による通貨安を引き起こす。通貨高ではなく通貨安となるため誤り。 - c:×
財政拡大は金利上昇→資本流入→通貨高→純輸出減少。通貨安による純輸出増加ではない。 - d:〇
金融緩和は金利低下→資本流出→通貨安→純輸出増加→GDP押上げ効果を持つ。
学習のポイント
- マンデル=フレミング・モデル: 開放経済におけるIS-LM分析。
- 完全資本移動・小国: 金利は世界金利に一致し、資本移動が自由。
- 変動為替レート制:
- 財政政策:効果なし(クラウディング・アウト)。
- 金融政策:有効(通貨安→純輸出増→GDP増)。