過去問解説(運営管理)_2020年(令和2年) 第4問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★★☆☆(品質展開の構造理解が必要)
  • 正答率: ★★☆☆☆(表の構造と用語の対応関係が問われる)
  • 重要度: ★★★☆☆(QFD・品質機能展開の基礎)

問題文

品質表に関する以下の文章において、空欄A~Cに入る用語の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

下表は、スマートフォンについて作成した品質表である。この表において表側aは 、表頭bは を表す。それらの対応関係は、◎と○で示される。

新製品を開発する状況において、 に重要度を付けて に変換する場合、◎を5点、○を3点とすると、最も重要な となる。

〔解答群〕

A:品質特性  B:要求品質  C:形状寸法
A:品質特性  B:要求品質  C:充電性
A:要求品質  B:品質特性  C:形状寸法
A:要求品質  B:品質特性  C:質量
A:要求品質  B:品質特性  C:充電性

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ
    (A:要求品質/B:品質特性/C:形状寸法)

解説

品質表(QFD:Quality Function Deployment)の構造

  • A=要求品質
    → 顧客が求めるニーズや期待(例:「操作しやすい」「頑丈である」など)
  • B=品質特性
    → 技術的に設計・評価される項目(例:「形状寸法」「質量」「充電性」など)
  • C=形状寸法
    → 要求品質に対して最も高得点となった品質特性(◎=5点、○=3点で加重集計)

得点計算例(抜粋)

  • 「操作しやすい(重要度4)」が「形状寸法」に◎ → 4×5=20点
  • 他の要求品質からも○が複数 → 合計点が最大となるのが「形状寸法」

学習のポイント

  • QFDの基本構造
    ・表側:要求品質(顧客ニーズ)
    ・表頭:品質特性(技術的対応項目)
    ・マス目:対応関係(◎・○など)で数値化可能
  • 目的:顧客ニーズを技術仕様に落とし込むことで、設計の重点を明確化する
  • 試験対策:用語の対応関係と構造を正確に理解しておくことが重要