過去問解説(運営管理)_2020年(令和2年) 第25問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(重力モデルの基本)
  • 正答率: ★★★☆☆(計算は単純)
  • 重要度: ★★☆☆☆(立地・商圏基礎)

問題文

A市とB市との2つの市の商圏分岐点を求めたい。
下図で示す条件が与えられたとき、ライリー&コンバースの法則を用いて、B市から見た商圏分岐点との距離を求める場合、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

2.5 km
3 km
5 km
7.5 km
10 km

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ(5 km)

解説

ライリー&コンバースの法則とは

  • 商圏分岐点(引力均衡点)は、都市間の距離を「人口の平方根の比」で分割して求める。
  • 人口が多い都市ほど商圏を広く持つ。

計算手順(B市からの距離を求める)

  1. A市の人口:48万人
    B市の人口:12万人
    → 人口比は 48 ÷ 12 = 4
  2. 人口比の平方根:√4 = 2
  3. 都市間距離:15km
    → 分割比は「1(B市側)+2(A市側)」=3
  4. B市から分岐点までの距離:15 ÷ 3 = 5km

→ よって、商圏分岐点は B市から5kmの地点


学習のポイント

  • ライリーの法則は「人口の平方根比」で商圏を分ける。
  • 人口が多い都市は商圏を広く持ち、人口が少ない都市は商圏が狭くなる。
  • 問題文にある「失業率」などの情報は、この法則の計算には使わない。
  • 商圏分岐点の理解は、店舗立地戦略や集客予測に役立つ。