過去問解説(運営管理)_2020年(令和2年) 第36問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(輸送手段の基礎知識)
  • 正答率: ★★★☆☆(常識的な判断で正答可能)
  • 重要度: ★★☆☆☆(物流効率化の基本)

問題文

輸送手段等に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

RORO(roll-on roll-off)船は、フェリーと同様に、トラックと運転者を一緒に輸送することができる船舶であり、いわゆる旅客船のことである。
中継輸送とは、長距離あるいは長時間に及ぶトラック輸送のときに、1人の運転者が輸送途中で休憩しながら発地から着地まで一貫して輸送することをいう。
鉄道輸送には、トラック輸送に比べて、荷主が出発時間を自由に指定することができるという長所がある一方で、輸送トンキロ当たりの二酸化炭素排出量が多いという短所もある。
トラックの時間当たりの実車率を高める方策の1つは、納品先での納品待機時間など手待ち時間を削減することである。
トラック輸送では、1台のトラックに荷主1社の荷物だけを積載する貸切運送しか認められていない。

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:エ

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:×
    RORO船は車両をそのまま積み込む船舶であり、旅客船ではない。貨物輸送が主目的。
  • イ:×
    中継輸送は複数の運転者が交代しながら輸送する方式。1人が休憩しながら一貫輸送するのは誤り。
  • ウ:×
    鉄道輸送は出発時間を自由に指定できない。むしろ定時性が特徴であり、CO₂排出量はトラックより少ない。
  • エ:〇
    トラックの実車率を高めるには、納品待機時間などの手待ち時間を削減することが有効。効率化の基本施策。
  • オ:×
    トラック輸送には貸切運送だけでなく、複数荷主の貨物を積載する混載運送も認められている。

学習のポイント

  • RORO船:車両を積み込む貨物船。旅客船ではない。
  • 中継輸送:複数ドライバー交代制。長距離輸送の効率化。
  • 鉄道輸送:定時性・大量輸送・環境負荷低。トラックよりCO₂排出量は少ない。
  • トラック効率化:実車率向上には待機時間削減が重要。
  • 運送形態:貸切運送と混載運送がある。物流効率化の基本知識として押さえる。