過去問解説(財務・会計)_2020年(令和2年) 第7問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(リース会計の基本)
  • 正答率: ★★★★☆(基礎知識で正答可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(会計基準の理解)

問題文

リース取引の借手側の会計処理と開示に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

オペレーティング・リース取引については、通常の賃貸借取引にかかる方法に準じて会計処理を行う。
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものにかかる未経過リース料は、原則として注記する。
ファイナンス・リース取引にかかるリース債務は、支払期限にかかわらず、固定負債に属するものとする。
ファイナンス・リース取引にかかるリース資産は、原則としてその内容および減価償却の方法を注記する。

出典: 中小企業診断協会|2020年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:


解説

ア:〇
オペレーティング・リース取引は、通常の賃貸借取引に準じて処理する。借手はリース料を費用として処理する。

イ:〇
オペレーティング・リース取引のうち解約不能のものについては、未経過リース料を注記する必要がある。

ウ:×
ファイナンス・リース取引にかかるリース債務は、支払期限に応じて「流動負債」と「固定負債」に区分して表示する必要がある。すべてを固定負債に属するとするのは誤り。

エ:〇
ファイナンス・リース取引にかかるリース資産は、注記として内容や減価償却方法を記載することが求められる。


学習のポイント

  • リース会計は「オペレーティング・リース」と「ファイナンス・リース」に区分される。
  • オペレーティング・リース:通常の賃貸借取引と同様に処理。
  • ファイナンス・リース:資産計上・負債計上を行い、リース資産は減価償却、リース債務は流動・固定に区分。
  • 注記の有無や表示区分を正しく押さえることが重要。