過去問解説(経営情報システム)_2021年(R3年) 第14問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(UMLの基本)
  • 正答率:★★★☆☆(図の役割理解)
  • 重要度:★★★☆☆(要件・設計で頻出)

問題文

システム開発に利用されるオブジェクト指向のモデリング技法にUML(Unified Modeling Language)がある。UMLのダイアグラムに関する記述として、最も適切なものはどれか。

アクティビティ図は、対象となるシステムとその利用者とのやり取りを表現するダイアグラムである。
オブジェクト図は、対象となるシステムを構成する概念・事物・事象とそれらの間にある関連を表現するダイアグラムである。
シーケンス図は、オブジェクト間のメッセージの流れを時系列的に表現するダイアグラムである。
ステートマシン図は、活動の流れや業務の手順を表現するダイアグラムである。
ユースケース図は、システム内部の振る舞いを表現するためのもので、ユースケースをまたがったオブジェクトごとの状態遷移を表現するダイアグラムである。

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:ウ(シーケンス図)

解説

  • ア:×
    アクティビティ図は処理・業務の流れ(フロー)を表す。利用者とのやり取りはユースケース図が担う。
  • イ:×
    概念や関連はクラス図の役割。オブジェクト図はクラスのインスタンス構造のスナップショットを示す。
  • ウ:〇
    シーケンス図は、オブジェクト間メッセージの時系列的なやり取りを表現する。
  • エ:×
    ステートマシン図はオブジェクトの状態遷移を表す。活動の流れはアクティビティ図。
  • オ:×
    ユースケース図は外部アクターとシステムの関係・ユースケースを可視化する図。状態遷移はステートマシン図。

学習のポイント

  • UML図の役割切り分け:
    ・ユースケース図=利用者とのやり取りの範囲。
    ・クラス図=概念・関連の構造。
    ・オブジェクト図=インスタンスの静的スナップショット。
    ・シーケンス図=メッセージの時系列。
    ・アクティビティ図=処理フロー。
    ・ステートマシン図=状態遷移。