過去問解説(経営情報システム)_2021年(R3年) 第17問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★★☆☆(アーキテクチャ概念)
  • 正答率:★★★☆☆(用語識別)
  • 重要度:★★★☆☆(設計方針の基礎)

問題文

情報システムを開発する際には、基本的な考え方(アーキテクチャ)に基づいてなされることが多い。このような考え方の1つにSOAがある。SOAに関する記述として、最も適切なものはどれか。

順次・選択・繰返しの3つの論理構造の組み合わせで、コンポーネントレベルで設計を行うというアーキテクチャである。
生産・販売・物流・会計・人事などの基幹業務を統合し管理することで、全体最適を図るというアーキテクチャである。
ソフトウェアの機能をサービスという部品とみなして、サービスのモジュールを組み合わせてシステムを構築するというアーキテクチャである。
ビジネスアーキテクチャ、データアーキテクチャ、アプリケーションアーキテクチャ、テクノロジーアーキテクチャの4つの体系で分析して、全体最適の観点からシステム構築を検討するというアーキテクチャである。
利用部門が要求するシステム開発に対して、データの構造や関係に合わせてシステムを開発するというアーキテクチャである。

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:ウ(SOA:サービスを組み合わせて構築)

解説(選択肢ごとの評価)

  • ア:×
    順次・選択・繰返しは構造化プログラミングの基本制御構造の説明で、SOAの定義ではない。
  • イ:×
    基幹業務統合による全体最適はERPの文脈に近い。SOAはサービス単位の疎結合設計思想。
  • ウ:〇
    SOA(Service-Oriented Architecture)は機能をサービスとして定義し、疎結合なサービス群を組み合わせてシステムを構築する。
  • エ:×
    4つのアーキテクチャ層はエンタープライズアーキテクチャ(例:TOGAF)の枠組みの説明。
  • オ:×
    データ構造中心の設計はデータ指向アーキテクチャの説明。SOAはサービス指向。

学習のポイント

  • SOAの核心: サービス単位での疎結合・再利用・組み合わせによる柔軟なシステム構築。
  • 混同しやすい概念: 構造化プログラミング、ERP、エンタープライズアーキテクチャ、データ指向はSOAと別軸。