過去問解説(経済学・経済政策)_2021年(R3年) 第21問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(財の分類の基本)
  • 正答率: ★★★★☆(定義で即判断)
  • 重要度: ★★★☆☆(外部性・公共財の前提)

問題文

消費の競合性と排除性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

マグロの漁場のような共有資源には、排除性はないが、競合性がある。
支払いにより加入をすることで消費ができるクラブ財には、排除性があるが、競合性はない。
競合性と排除性を持ち合わせる財のことを公共財という。

〔解答群〕

a:正  b:正  c:正
a:正  b:正  c:誤
a:正  b:誤  c:誤
a:誤  b:正  c:誤
a:誤  b:誤  c:正

出典:中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)

解答

  • 正解: (a:正/b:正/c:誤)

解説

  • a:〇
    共有資源: 排除性なし・競合性あり(コモン資源)。例:漁場は誰でも利用できるが、他者の消費が資源量を減らす。
  • b:〇
    クラブ財: 排除性あり・競合性なし(混雑がなければ)。会費や加入でアクセス制限が可能で、少人数利用なら非競合。
  • c:×
    公共財: 排除性なし・競合性なし(純粋公共財)。競合性と排除性がともにあるのは「私的財」。

学習のポイント

  • 私的財: 排除性あり・競合性あり。
  • クラブ財: 排除性あり・非競合(混雑までは非競合)。
  • 共有資源: 排除性なし・競合性あり。
  • 公共財: 排除性なし・非競合。