過去問解説(運営管理)_2021年(令和3年) 第3問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(レイアウト分析手法の基礎)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の定義を理解していれば正解可能)
  • 重要度: ★★☆☆☆(現場改善の基本知識)

問題文

生産現場におけるレイアウトのための分析手法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

DI分析では、横軸に製品、縦軸に生産量をとり、グラフを作成する。
SLPにおける相互関係図表は、アクティビティ間の立体的な大きさについて評価する。
流れ線図は、対象物の移動経路を工場配置図または機械配置図の上に、工程図記号を使って線図で記入し作成する。
フロムツウチャートは、列を機械設備、行を製品とし、セルに各設備の生産量を示して作成する。

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ

解説

  • ア:×
    DI分析(Design Information Analysis)は、製品と生産量を軸にしたグラフではなく、工程間の関係や作業内容を分析する手法。記述は誤り。
  • イ:×
    SLP(Systematic Layout Planning)の相互関係図表は、アクティビティ間の「重要度・近接度」を評価するものであり、立体的な大きさを評価するものではない。
  • ウ:〇
    流れ線図は、対象物の移動経路を工場配置図や機械配置図の上に工程記号を用いて線で表す分析手法。工程間の動線を可視化し、レイアウト改善に活用できる。
  • エ:×
    フロムツウチャート(From-To Chart)は、設備間の移動量や頻度を表すものであり、セルに生産量を示すものではない。

学習のポイント

  • 流れ線図:動線を可視化し、無駄な移動や工程配置の改善に役立つ。
  • SLP:アクティビティ間の関係性を整理し、レイアウト設計の基礎を作る。
  • フロムツウチャート:設備間の移動量を数値化し、最適配置を検討するための資料。
  • 複数手法の使い分け:現場改善では、流れ線図・SLP・フロムツウチャートなどを組み合わせて分析することが重要。