難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(MTBF・MTTR・可用率の計算)
- 正答率: ★★★☆☆(定義と計算式の理解で得点可能)
- 重要度: ★★★☆☆(設備保全・信頼性評価の基本)
問題文
初期導入された設備AとBを240時間利用したときの稼働および故障修復について、下図のような調査結果が得られた。この2台の設備に関する記述a~cの正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a
MTBF(平均故障間隔)は設備Bのほうが長い。
b
MTTR(平均修復時間)は設備Bのほうが長い。
c
アベイラビリティ(可用率)は設備Bのほうが高い。
〔解答群〕
ア
a:正 b:正 c:誤
イ
a:正 b:誤 c:正
ウ
a:正 b:誤 c:誤
エ
a:誤 b:正 c:正
オ
a:誤 b:正 c:誤
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:イ
(a:〇/b:×/c:〇)
解説
与えられたデータ(240時間中の実績)
| 項目 | 設備A | 設備B |
|---|---|---|
| 稼働時間 | 180時間 | 200時間 |
| 故障回数 | 3回 | 3回 |
| 修復時間 | 60時間 | 40時間 |
各指標の計算
- MTBF(平均故障間隔)=稼働時間 ÷ 故障回数
- A:180 ÷ 3 = 60時間
- B:200 ÷ 3 = 66.7時間
→ Bの方が長い → a:〇 - MTTR(平均修復時間)=修復時間 ÷ 故障回数
- A:60 ÷ 3 = 20時間
- B:40 ÷ 3 = 13.3時間
→ Aの方が長い → b:× - 可用率(Availability)= MTBF ÷(MTBF+MTTR)
- A:60 ÷(60+20)= 0.75
- B:66.7 ÷(66.7+13.3)= 0.833
→ Bの方が高い → c:〇
学習のポイント
- MTBF=故障までの平均稼働時間:稼働時間 ÷ 故障回数
- MTTR=1回の平均修復時間:修復時間 ÷ 故障回数
- 可用率=MTBF ÷(MTBF+MTTR):稼働可能性の指標
- 設備保全の評価軸:MTBFは信頼性、MTTRは保守性、可用率は稼働効率を示す