過去問解説(運営管理)_2021年(令和3年) 第32問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(在庫管理の基本理解)
  • 正答率: ★★★☆☆(定義を押さえれば正答可能)
  • 重要度: ★★☆☆☆(小売業の在庫管理の基礎)

問題文

最寄品を主に取り扱う小売店舗における在庫管理に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

1回当たりの発注量が一定の場合、サイクル在庫は一定になる。
欠品を防止するために設定する安全在庫量は、需要量の標準偏差が2倍になると半分になる。
定期発注方式を採用した場合、販売量を一定とすると、1回当たりの発注量は発注から納品までの調達期間が長くなるほど少なくなる。
定量発注方式を採用した場合、発注量の決定には発注間隔があらかじめ決定されている必要がある。
発注点と補充点を設定して発注する方式を採用した場合、1回当たりの発注量は販売量の増減にかかわらず一定になる。

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ア
    (1回当たりの発注量が一定の場合、サイクル在庫は一定になる)

解説

  • ア:〇
    サイクル在庫は「発注量÷2」で表される。発注量が一定ならサイクル在庫も一定。
  • イ:×
    安全在庫は需要の標準偏差に比例する。標準偏差が2倍になれば安全在庫も2倍になる。
  • ウ:×
    定期発注方式では、調達期間が長くなるほど発注量は多くなる。少なくなるのは誤り。
  • エ:×
    定量発注方式は「発注量が一定」であり、発注間隔は需要や在庫状況に応じて変動する。
  • オ:×
    発注点方式では、発注量は在庫状況や販売量に応じて変動する。一定ではない。

学習のポイント

  • サイクル在庫:発注量を一定にすれば、平均在庫量(サイクル在庫)は一定。
  • 安全在庫:需要の変動に比例して増減。標準偏差が大きいほど安全在庫も増える。
  • 定期発注方式:一定間隔で発注し、発注量は需要や調達期間に応じて変化。
  • 定量発注方式:発注量は一定だが、発注間隔は変動。
  • 発注点方式:在庫が発注点に達したら発注。発注量は需要に応じて変動。