過去問解説(運営管理)_2021年(令和3年) 第37問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(物流用語の基本理解)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の定義が分かれば正答可能)
  • 重要度: ★★☆☆☆(センター運営の基礎知識)

問題文

物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

ABC分析は、ASN(Advanced Shipping Notice)に基づいて在庫管理の重点を決めるのに用いる。
固定ロケーション管理は、フリーロケーション管理に比べて商品の保管効率が高いという特徴がある。
棚卸は、実際の在庫(数量など)と在庫台帳の内容とを照合する作業である。
摘み取り方式ピッキングは、商品ごとの注文総数を一括してピッキングする作業である。
デジタルピッキングは、適切な商品を適切な数だけコンテナ等に自動的に投入し梱包する装置である。

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ
    (棚卸は、実在庫と在庫台帳の照合作業)

解説

  • ア:×
    ABC分析は「重要度(売上・回転率)」に基づく在庫管理手法。ASN(出荷事前通知)とは無関係。
  • イ:×
    固定ロケーションは保管場所が固定されるため、保管効率は低くなる。フリーロケーションの方が空間活用に優れる。
  • ウ:〇
    棚卸は、実際の在庫数量と帳簿上の在庫(在庫台帳)を照合する作業。誤差やロスの把握に用いる。
  • エ:×
    摘み取り方式は「注文単位」でピッキングする方式。商品ごとの一括ピックは「種まき方式」。
  • オ:×
    デジタルピッキングは「表示器でピッキング指示を出す」方式。自動投入・梱包装置ではない。

学習のポイント

  • 棚卸=実在庫と帳簿の照合:誤差・ロス・不一致の把握が目的。
  • ABC分析=重点管理:売上・回転率などで分類し、管理優先度を決定。
  • ロケーション管理:固定は管理しやすいが効率低下。フリーは効率的だが管理難度あり。
  • ピッキング方式
    ・摘み取り方式:注文単位で商品を集める
    ・種まき方式:商品単位でまとめてピックし、後で仕分け
  • デジタルピッキング:表示器による指示で作業者が手動でピックする方式。