過去問解説(財務・会計)_2021年(令和3年) 第2問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(本支店会計の基本)
  • 正答率: ★★★★☆(仕訳ルールを理解していれば正答可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(本支店会計の典型論点)

問題文

本支店会計において本店集中計算制度を採用している場合、A支店がB支店の買掛金200,000円について小切手を振り出して支払ったときの本店の仕訳として、最も適切なものはどれか。

(借)A支店 200,000  (貸)B支店 200,000
(借)B支店 200,000  (貸)A支店 200,000
(借)買掛金 200,000  (貸)当座預金 200,000
(借)現金 200,000  (貸)買掛金 200,000

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:


解説

  • ア:×
    本店集中計算制度では、支店間の取引は本店勘定を通じて処理する。A支店が支払った場合、A支店の負担が増え、B支店の負担が減る形で処理されるため、この仕訳は逆。
  • イ:〇
    A支店がB支店の買掛金を支払った場合、本店の立場からは「B支店に対する負担(借方)」と「A支店に対する貸方」が発生する。したがって(借)B支店/(貸)A支店が正しい。
  • ウ:×
    買掛金や当座預金は本店の仕訳ではなく、支店個別の仕訳で処理されるため不適切。
  • エ:×
    現金勘定を使うのは誤り。本店の立場では支店間の内部処理として記録する。

学習のポイント

  • 本店集中計算制度
    支店間取引はすべて本店勘定を通じて処理する。支店同士が直接仕訳を行うことはない。
  • 今回のケース
    A支店がB支店の買掛金を肩代わり → 本店では「B支店の負担増(借方)」と「A支店の負担減(貸方)」として記録する。
  • 試験対策
    本支店会計の問題は「どの勘定を本店が使うか」を意識すると正答しやすい。