過去問解説(財務・会計)_2021年(令和3年) 第6問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(収益認識の基礎)
  • 正答率: ★★★★☆(基本知識があれば正答可能)
  • 重要度: ★★★☆☆(収益認識の原則は頻出論点)

問題文

収益に関する記述として、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

検収基準は、契約の解消や返品リスクがない場合に採用される。
出荷基準よりも収益認識のタイミングが早いのは、引渡基準である。
長期請負工事については、工事進行基準を適用しなければならない。
販売基準は実現主義に基づいている。

出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:


解説

  • ア:×
    検収基準は、契約の解消や返品リスクがある場合に採用されることが多い。記述は逆。
  • イ:×
    出荷基準と引渡基準を比較すると、通常は「出荷基準」の方が収益認識は早い。したがって誤り。
  • ウ:×
    長期請負工事は「工事進行基準」または「工事完成基準」のいずれかを採用できる。必ず進行基準を適用しなければならないわけではない。
  • エ:〇
    販売基準は、販売時点で収益を認識する方法であり、収益認識の基本原則である「実現主義」に基づいている。

学習のポイント

  • 収益認識の原則
    実現主義に基づき、収益は「実現した時点」で認識する。
  • 販売基準
    商品販売時に収益を認識する最も一般的な方法。
  • 出荷基準・検収基準・引渡基準
    契約条件やリスク移転のタイミングに応じて採用される。
  • 長期請負工事
    工事進行基準と工事完成基準のいずれかを選択可能。進行基準は収益を期間配分する方法。