難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(収益認識の基礎)
- 正答率: ★★★★☆(基本知識があれば正答可能)
- 重要度: ★★★☆☆(収益認識の原則は頻出論点)
問題文
収益に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
検収基準は、契約の解消や返品リスクがない場合に採用される。
イ
出荷基準よりも収益認識のタイミングが早いのは、引渡基準である。
ウ
長期請負工事については、工事進行基準を適用しなければならない。
エ
販売基準は実現主義に基づいている。
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)
解答
正解:エ
解説
- ア:×
検収基準は、契約の解消や返品リスクがある場合に採用されることが多い。記述は逆。 - イ:×
出荷基準と引渡基準を比較すると、通常は「出荷基準」の方が収益認識は早い。したがって誤り。 - ウ:×
長期請負工事は「工事進行基準」または「工事完成基準」のいずれかを採用できる。必ず進行基準を適用しなければならないわけではない。 - エ:〇
販売基準は、販売時点で収益を認識する方法であり、収益認識の基本原則である「実現主義」に基づいている。
学習のポイント
- 収益認識の原則
実現主義に基づき、収益は「実現した時点」で認識する。 - 販売基準
商品販売時に収益を認識する最も一般的な方法。 - 出荷基準・検収基準・引渡基準
契約条件やリスク移転のタイミングに応じて採用される。 - 長期請負工事
工事進行基準と工事完成基準のいずれかを選択可能。進行基準は収益を期間配分する方法。