難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(損益分岐点分析の基本)
- 正答率: ★★★★☆(基礎知識があれば正答可能)
- 重要度: ★★★☆☆(管理会計の頻出論点)
問題文
損益分岐点分析に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア
安全余裕率は、損益分岐点比率の逆数である。
イ
損益分岐点売上高は、固定費を変動費率で除して求められる。
ウ
損益分岐点比率は小さいほど赤字になるリスクが低い。
エ
目標利益達成のための売上高は、損益分岐点売上高に目標利益を加算して求められる。
出典: 中小企業診断協会|2021年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)
解答
- 正解:ウ(損益分岐点比率は小さいほど赤字になるリスクが低い)
解説
- ア:×
安全余裕率は「(実際売上高 − 損益分岐点売上高)÷ 実際売上高」で求める。損益分岐点比率の逆数ではない。 - イ:×
損益分岐点売上高は「固定費 ÷ 貢献利益率」で求める。変動費率で除するのは誤り。 - ウ:〇
損益分岐点比率 = 損益分岐点売上高 ÷ 実際売上高。
この比率が小さいほど、実際売上高に対して損益分岐点が低い位置にあるため、赤字に陥るリスクは低い。 - エ:×
目標利益達成のための売上高は「(固定費+目標利益)÷ 貢献利益率」で求める。単純に損益分岐点売上高に目標利益を加算するのは誤り。
学習のポイント
- 損益分岐点売上高
固定費 ÷ 貢献利益率 - 安全余裕率
(実際売上高 − 損益分岐点売上高)÷ 実際売上高 - 損益分岐点比率
損益分岐点売上高 ÷ 実際売上高。小さいほど安全余裕が大きい。 - 試験対策
「分子・分母の関係」を整理して公式を暗記するよりも、意味を理解しておくと応用が効く。