過去問解説(経営情報システム)_2022年(R4年) 第8問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(ネットワーク用語の整理)
  • 正答率:★★★☆☆(用語定義の正誤)
  • 重要度:★★★☆☆(インターネット基礎)

問題文

IPアドレスやドメインに関する記述として、最も適切なものはどれか。

DHCP は、ネットワークに接続するノードへの IP アドレスの割り当てを自動的に行うプロトコルであり、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイのアドレスは自動設定できない。
IPv4 と IPv6 の間には互換性があるので、IPv4 アドレスを割り当てられた機器と IPv6 アドレスを割り当てられた機器は直接通信できる。
NAT は、ドメイン名と IP アドレスを動的に対応づけるシステムである。
トップレベルドメインは、分野別トップレベルドメイン(gTLD)と国別トップレベルドメイン(ccTLD)に大別される。
ルータの持つ DNS 機能によって、LAN 内の機器に割り当てられたプライベート IP アドレスをグローバル IP アドレスに変換し、インターネットへのアクセスが可能になる。

出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:エ(TLDはgTLDとccTLDに大別)

解説

  • ア:×
    DHCPはIPアドレスだけでなく、サブネットマスクやデフォルトゲートウェイ、DNSサーバなどの各種設定も自動配布できる。
  • イ:×
    IPv4とIPv6は直接互換ではないため、両者の機器が直接通信するにはデュアルスタックや変換技術(トンネリング/NAT64など)が必要。
  • ウ:×
    NATはアドレス変換の仕組み(IPアドレスの変換)。ドメイン名とIPの対応はDNSの役割。
  • エ:〇
    トップレベルドメインは大別して分野別(.com, .orgなどのgTLD)と国別(.jp, .ukなどのccTLD)。
  • オ:×
    プライベートIPをグローバルIPへ変換するのはNAT/NAPTの機能。DNSは名前解決(ドメイン名→IPアドレス)を行う。

学習のポイント

  • DHCP: ネットワーク設定一式の自動配布(IP/マスク/ゲートウェイ/DNSなど)。
  • IPv4/IPv6: 互換なし。共存・移行にはデュアルスタックや変換技術が必要。
  • DNS: ドメイン名とIPの名前解決。
  • NAT/NAPT: プライベート→グローバルのアドレス(+ポート)変換。
  • TLD: gTLD(分野別)とccTLD(国別)。