過去問解説(経営情報システム)_2022年(R4年) 第11問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度:★★☆☆☆(UMLの多重度の読み取り)
  • 正答率:★★★☆☆(図から関係を読み解く)
  • 重要度:★★★☆☆(設計の基本リテラシー)

問題文

製品修理を専門に行う中小企業がある。下図は、この企業の修理業務の一部を UML のクラス図として描いたものである。この図の解釈として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕

いずれの従業員も、少なくとも 1 つ以上の修理を担当する。
いずれの従業員も、複数の修理を担当することは許されない。
各修理に対して、担当する従業員は 1 人以上である。
各修理に対して、担当する従業員は必ず 1 人である。
担当する従業員が存在しない修理もあり得る。

出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経営情報システム(PDF)

解答

  • 正解:エ(各修理に対して、担当する従業員は必ず1人である)

解説

  • ア:×
    従業員側の多重度は「1」。従業員が修理を担当する多重度は修理側で「0..*」なので、従業員が必ず修理を1件以上担当するとは限らない(0件もあり得る)。
  • イ:×
    修理側の「0..*」は、従業員1人が0件以上の複数修理を担当できることを示す。複数担当不可ではない。
  • ウ:×
    修理から従業員への多重度は「1」。1人以上ではなく「必ず1人」である。
  • エ:〇
    修理の担当従業員は「1」。各修理には必ず1人の従業員が割り当てられる。
  • オ:×
    修理から従業員への多重度が「1」であるため、担当従業員が存在しない修理はあり得ない。

学習のポイント

  • 多重度の読み方:
    「0..*」は0件以上(担当しない可能性あり)。「1」は必ず1件(必須)。
  • 本問の関係:
    従業員 1 — 担当 — 0..* 修理
    従業員は0件以上の修理を担当可能。修理は必ず1人の従業員が担当。