難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(価格弾力性の計算)
- 正答率: ★★★★☆(一次関数型の定番)
- 重要度: ★★★☆☆(弾力性の直感)
問題文
下図には、「Q = −P + 10」で表される需要曲線が描かれている(Q は需要量、P は価格)。点 A および点 B における需要の価格弾力性(絶対値)に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア
需要の価格弾力性は、点Aのとき1であり、点Bのとき1である。
イ
需要の価格弾力性は、点Aのとき1であり、点Bのとき4である。
ウ
需要の価格弾力性は、点Aのとき4であり、点Bのとき1である。
エ
需要の価格弾力性は、点Aのとき4であり、点Bのとき4である。
出典:中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|経済学・経営政策(PDF)
解答
- 正解:ウ
解説(価格弾力性の計算)
- 需要曲線:Q = −P + 10(傾きは −1)
- 価格弾力性(絶対値)は「価格 ÷ 需要量」で求められる(傾きが −1 のため)
点A(価格8、数量2)の場合:
- 弾力性 = 8 ÷ 2 = 4(価格が高く、数量が少ない → 弾力性が高い)
点B(価格5、数量5)の場合:
- 弾力性 = 5 ÷ 5 = 1(価格と数量が同程度 → 単位弾力)
選択肢の正誤
- ア:×(A=1、B=1 → 誤り)
- イ:×(A=1、B=4 → 誤り)
- ウ:〇(A=4、B=1 → 正しい)
- エ:×(A=4、B=4 → 誤り)
学習のポイント
- 弾力性が1より大きい → 価格変化に敏感(弾力的)
- 弾力性が1より小さい → 価格変化に鈍感(非弾力的)
- 弾力性が1 → 単位弾力(価格変化と需要変化が同率)
- 弾力性は「価格 ÷ 数量」で直感的に把握できる(傾きが一定の直線需要曲線の場合)