難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★☆☆☆(基本指標の定義)
- 正答率: ★★★★☆(定義の丸暗記で対応可能)
- 重要度: ★★★★☆(品質・生産性指標の基礎)
問題文
管理指標に関する記述として、最も適切なものはどれか。
〔解答群〕
ア
検査によって不適合と判断された製品の数を検査によって適合と判断された製品の数で除して、不適合品率を求めた。
イ
産出された品物の量を投入された主原材料の量で除して、歩留りを求めた。
ウ
実績時間を標準時間で除して、作業能率を求めた。
エ
投下した労働量をその結果として得られた生産量で除して、労働生産性を求めた。
オ
副材料、消耗品、エネルギーなどの消費量を工数または製品量で除して、作業密度を求めた。
出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:イ
解説
- ア:×
不適合品率=不適合品数/検査総数が基本。適合品数で割るのは誤り。 - イ:〇
歩留り(yield)=産出量/投入原材料量。定義として適切。 - ウ:×
作業能率は通常、生産量や作業量の比で捉える。時間比で求めるなら標準時間/実績時間が能率指標として用いられることが多く、記述は逆。 - エ:×
労働生産性=生産量(付加価値・産出)/労働投入量。記述は分子・分母が逆。 - オ:×
作業密度は一般に単位時間当たりの作業量などで表す。副材料等の消費量比で求める指標ではない。
学習のポイント
- 歩留り:投入に対する産出の割合。工程改善や原材料管理の重要指標。
- 不適合品率:不適合品数 ÷ 検査総数。分母の取り違えに注意。
- 作業能率:標準時間 ÷ 実績時間。逆比にしないよう確認。
- 労働生産性:Output ÷ Input の原則。分子・分母の誤りは典型的な試験ミス。
- 用語整理:現場用語は近似表現が紛れやすい。定義を一度整理して暗記することが有効。