難易度・正答率・重要度
- 難易度: ★★★☆☆(ジョンソン法の理解とメイクスパン計算)
- 正答率: ★★★☆☆(順序決定と非稼働時間の計算が必要)
- 重要度: ★★★★☆(工程管理・スケジューリングの基本)
問題文
製品A~Dの 2 つの工程の加工時間が下表のように与えられたとき、2 工程のフローショップにおける製品の投入順序を検討する。
生産を開始して全ての製品の加工を完了するまでの時間(メイクスパン)を最小にする順序で投入した場合、メイクスパンに含まれる第1工程と第2工程の非稼働時間の合計値として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
| 製品 | 第1工程(時間) | 第2工程(時間) |
|---|---|---|
| A | 1 | 4 |
| B | 2 | 5 |
| C | 6 | 6 |
| D | 5 | 4 |
〔解答群〕
ア
2
イ
3
ウ
4
エ
5
オ
6
出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)
解答
- 正解:エ
解説
- 本問は「2工程のフローショップ」におけるメイクスパン(全製品完了までの時間)を最小化する順序を求める問題。
ジョンソン法を用いて、以下のルールで順序を決定する: - 第1工程の時間が第2工程より短い場合 → 先頭に配置
- 第2工程の時間が第1工程より短い場合 → 後方に配置
- 各製品の比較:
- A:第1=1、第2=4 → 先頭
- B:第1=2、第2=5 → 先頭
- C:第1=6、第2=6 → 同値 →中間
- D:第1=5、第2=4 → 後方
- 最適順序:A → B → C → D
- この順序で各工程の稼働時間を積み上げていくと、工程間の待ち時間(非稼働時間)が発生する。
第1工程と第2工程の稼働・待機時間を計算すると、非稼働時間の合計は「5時間」となる。
学習のポイント
- ジョンソン法:2工程の順序決定に使える代表的手法。工程時間の大小で並び順を決める。
- メイクスパン:全製品が完了するまでの時間。工程間の待機時間も含まれる。
- 非稼働時間の計算:工程間の空白時間を合計することで求める。
- 試験対策:ジョンソン法の適用 → 順序決定 → メイクスパンと非稼働時間の計算という流れを押さえる。