過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第33問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(物流基礎)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の意味把握)
  • 重要度: ★★☆☆☆(現場改善の基礎)

問題文

物流におけるユニットロードおよびその搬送機器に関する記述として、最も適切なものはどれか。

一貫パレチゼーションの推進は、荷役作業の効率化につながる。
パレチゼーションの目的は、輸送中における貨物の温度管理をすることである。
平パレット1枚に積載できる貨物量は、積載する貨物のサイズによって決まり、重量は無関係である。
ユニットロード化を推進しようとすると、モーダルシフトが困難になる。
ロールボックスパレットは、それ自体を上方向に積み重ねて使用することにより、商品の保管効率を高めることができる。

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ア

解説

  • ア:〇
    一貫パレチゼーションは、荷物をパレットにまとめて入出庫・保管・輸送まで一貫して取り扱うことで、荷役の省力化・迅速化・損傷低減につながる。
  • イ:×
    パレチゼーションの主目的は荷役・輸送の効率化と標準化であり、温度管理はパレットの目的ではない(温度管理は保冷設備・梱包の領域)。
  • ウ:×
    パレットの積載はサイズ(容積)だけでなく、耐荷重(重量制限)に左右される。重量は無関係ではない。
  • エ:×
    ユニットロード化は荷姿の標準化により、鉄道・海運などへの積み替えを容易にし、モーダルシフトを促進する。
  • オ:×
    ロールボックスパレットはキャスター付きのカゴ台車で、基本的に上方向へ積み重ねる構造ではない。積み重ね前提の保管は安全・構造上不適切。

学習のポイント

  • ユニットロードの目的: 荷役効率化・標準化・損傷低減に直結する取り組み。
  • パレット運用の制約: 容積と耐荷重の両方を満たす必要がある。
  • モーダルシフトとの関係: 標準化された荷姿はインターモーダル輸送を容易にし、環境負荷低減に寄与。
  • 機器の特性理解: ロールボックスは「可搬・店頭補充向け」であり、スタッキングは想定外。