過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第36問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(物流センター運営の基礎)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の正確な理解)
  • 重要度: ★★☆☆☆(現場改善に直結)

問題文

物流センターの運営に関する記述として、最も適切なものはどれか。

3PLは、荷主が物流事業者に代わって物流センターを運営することである。
ASNは、出荷する商品に誤りがないかを確認する出荷検品に利用される。
在庫管理の重点を決める手法として、ABC分析が利用される。
種まき方式ピッキングは、オーダー別に商品を一品ごとに集品する方法である。
マテハン機器のうち、パレタイザは保管用の機器であり、AGV(Automatic Guided Vehicle)は仕分用の機器である。

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:ウ

解説

  • ア:×
    3PL(Third-Party Logistics)は「物流事業者が荷主に代わって物流機能を受託運営する」形態。記述は主体が逆で不適切。
  • イ:×
    ASN(Advance Shipping Notice)は事前出荷通知で、受け側の入荷検品・照合作業を効率化する目的で使われる。出荷側の出荷検品専用ではない。
  • ウ:〇
    ABC分析は、売上・利益・回転などの寄与度で在庫をA/B/Cに分類し、重点管理の対象を決める代表的手法。
  • エ:×
    「オーダー別に一品ずつ集品」は摘み取り方式(ディスクリートピッキング)の説明。種まき方式はSKU単位にまとめて集品し、後工程でオーダーへ振り分ける考え方。
  • オ:×
    パレタイザはケース等を自動でパレット積みする搬送・荷役機器であり保管機器ではない。AGVは自動搬送機で、主用途は搬送であり仕分専用機器ではない。

学習のポイント

  • 3PLの主体: 物流事業者が荷主の物流業務を受託運営するアウトソース形態。
  • ASNのねらい: 事前に出荷内容を通知し、受け側の入荷検品・受入計画を効率化。
  • ABC分析: 重要度に応じて在庫を層別し、A品への管理資源を優先配分。
  • ピッキング方式の整理: 摘み取り=オーダー単位で一品ずつ/種まき=SKU単位で集品し後でオーダー配分。
  • マテハン機器の役割: パレタイザ=自動積み付け、AGV=自動搬送。保管・仕分専用ではない。