過去問解説(運営管理)_2022年(令和4年) 第37問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(バーコード運用の基礎)
  • 正答率: ★★★☆☆(用語の定義を正しく把握)
  • 重要度: ★★☆☆☆(流通実務で頻出)

問題文

商品コード(GTIN)に関する記述として、最も適切なものはどれか。

JANコードは国内のみで通用するコードであるので、例えばヨーロッパへ輸出する際にはEANコードなども別に表示する必要がある。
インストアマーキングは、バーコードの中に価格データが入っていない「PLU」タイプと、バーコードの中に価格データが入っている「NonPLU」タイプの2種類に分けられる。
商品が製造または出荷される段階で、製造業者または発売元が商品包装にJANコードをJANシンボルにより表示することを、インストアマーキングという。
ソースマーキングを行う際、先頭の2桁と最後の1桁以外は申請などをしなくても、自社商品や管理ルールに合わせた番号を自由に割り振ることが可能である。
日本の企業のブランドで販売される場合であっても、実際の製造が海外で行われる商品には原産国の国番号を表示しなければならない。

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|運営管理(PDF)

解答

  • 正解:イ

解説

  • ア:×
    JANはGS1の国際体系に基づくコードで、EANと互換性があり国際的に通用する。別途EANを重ねて表示する必要はない。
  • イ:〇
    インストアマーキングは店舗側で価格などを可変印字する運用を含み、PLU(価格情報をバーコードに含まないタイプ)と、価格等の可変情報をバーコードに含めるタイプの区分がある。本記述が最も適切。
  • ウ:×
    製造・発売元が商品包装にJANコードを印字するのはソースマーキング。インストアマーキングは店舗側が自店用バーコードを付与・印字する運用を指す。
  • エ:×
    GTINはGS1事業者コードの付与を受け、品目コードなども規約に沿って管理する必要がある。自由に割り振る前提ではない。先頭や末尾(チェックデジット)含め、構成はルール化されている。
  • オ:×
    GS1の国番号(事業者コードの前半)は原産国ではなく、コード管理を行うGS1メンバー組織の割り当てに関係する。原産国の義務表示とは別概念で、必ずしも製造国を示すものではない。

学習のポイント

  • ソース vs インストア:メーカー等が印字するのがソース、店舗が自店運用で付けるのがインストア。
  • PLUと可変価格バーコード:PLUは価格非内包、可変価格タイプは価格・重量等をバーコードに内包。
  • JANとEANの関係:同一GS1体系で国際互換。二重表示の必要はない。
  • コード構成のルール:事業者コード、品目コード、チェックデジットはGS1規約に準拠。国番号は原産国表示ではない。