過去問解説(財務・会計)_2022年(令和4年) 第3問

難易度・正答率・重要度

  • 難易度: ★★☆☆☆(収益認識の基本ルールを理解していれば解ける)
  • 正答率: ★★★★☆(基礎知識問題)
  • 重要度: ★★★☆☆(会計基準の基本論点)

問題文

収益認識のタイミングとして、最も適切なものはどれか。

〔解答群〕

委託販売において、商品を代理店に発送した時点
割賦販売において、商品を引き渡した時点
試用販売において、試用のために商品を発送した時点
予約販売において、商品の販売前に予約を受けた時点

出典: 中小企業診断協会|2022年度 第1次試験問題|財務・会計(PDF)

解答

正解:イ(割賦販売において、商品を引き渡した時点)


解説

収益認識の原則は「企業が顧客に商品やサービスを引き渡し、支配が移転した時点」で収益を計上する。
したがって、支払条件や販売形態にかかわらず、引渡基準が基本となる。

  • ア:× 委託販売
    商品を代理店に発送した時点では、まだ販売先が確定していないため収益認識できない。代理店が販売した時点で収益計上。
  • イ:〇 割賦販売
    商品を引き渡した時点で顧客に支配が移転するため、収益認識する。代金回収が分割でも収益認識のタイミングは引渡時点。
  • ウ:× 試用販売
    顧客が購入を承諾した時点で収益認識。発送時点ではまだ顧客に支配が移転していない。
  • エ:× 予約販売
    予約を受けた時点では収益認識できない。実際に商品を引き渡した時点で収益認識。

学習のポイント

  • 収益認識の基本は「支配の移転時点」
  • 委託販売 → 委託先が販売した時点
  • 割賦販売 → 商品引渡時点
  • 試用販売 → 顧客が購入を承諾した時点
  • 予約販売 → 商品引渡時点